特別報道(1)
ポルトガル

第2番目の地 ポルトガル・リスボン

ルトガルでは、人口の94パーセント以上がローマカトリック教徒です。非常に信仰が厚く、忠実であり、また、自分たちの聖人を心から信じています。聖母マリアが三人の子どもの前に姿を現したという大変有名な伝説が広く流布しています。遠い昔のある日、三人の子どもが野原で羊の世話をしていました。正午になったので、習わしに従い子どもたちは跪いてロザリオを手に祈りを捧げました。祈りを終えて遊び始めると、突然電光が走りました。嵐がやって来るものと思い、子どもたちは羊を連れて急いで下山し始めました。そして、もう1度光を見たのです。とその時、山頂に全身光輝く美しい女性が現れました。これがかの有名な「聖母ファティマ」の伝説であり、聖母ファティマが三人の子どもの前に姿を現したと信じられている場所には大きな記念碑が立っています。毎年数千の人がポルトガルにやって来ては、この歴史的名所を巡礼のため訪れています。

1999年5月7日、もう一人の美しい、光輝く女性がポルトガルのリスボンで、多くの人々の前に姿を現しました。Supreme Master Ching Haiはリスボンのダウンタウンの中心にある豪華なメリディアン・パーク・ホテルで、詰めかけた大勢の観衆を前に講演を行いました。講演に先立って、世界各地からやって来た弟子たちはマスターが到着する前に準備に取り掛かりました。そこで気付いたことは、リスボンの人々が非常に開放的でとても親切で、しかも、マスターのサンプル本や講演のちらしに深く興味を示すことでした。ブラジルからやってきた同修たちが、冷たい風雨をついてちらしを配っていると、ある通りすがりの人が同修たちに話し掛けてきて、色々な質問をしました。積極的に「学生街」で配るよう勧めてくれ、案内する道の途中でも、親切に地下鉄や人の集まる場所を教えてくれました。また、韓国の同修がポスターを貼りにダウン・タウンに向かう際、なかなか駐車場が見つからなかったのですが、驚いたことにある警官が手助けを申し出てくれました。10分間にもわたって、共に駐車場を探してくれて、ようやく見つかり、無事同修たちをそこまで案内してくれたのです。

講演は素晴らしいホテルで行われました。私たちは講演開始の僅か4時間前にやっと入場が許されたのですが、どの人も迅速に準備に取り掛かり、ホールはあっという間に聖地に変わりました。フェアリー・クローズやジュエリーグループの人たちも、マスターの創作シリーズを見事に飾り付け、文字通り地上の天国を再現させたのです。

すべてが整った時、会場はすでに溢れんばかりの人々が集まっていました。最初にマスターの簡略化されたプロフィールが流され、観衆がフィルムに心を奪われた後、同修により菜食することの意義や、観音法門を修行すると生活や精神面でどのような改革がなされるかの解説がされました。その後間もなく、私たちのマスターは白いロングドレスの上に白のケープという大変美しい装いで、会場に現れました。大勢の若者や女性陣が微笑みをたたえてじっとマスターを見つめていました。中でもある女性は、これから、急いでルームメートを連れてくると言い残して、素早く会場を抜け出して行きました。また、ある若者も一生に一度体験できるかどうかというこの機会を逃さないために、ただちに彼女を連れてこようと飛び出して行きました。

ポルトガル人のマスターの教えを受け入れる時の真心に満ちた態度は、私たちに畏敬の年を抱かさずにはおきませんでした。観衆の多くは決して裕福ではないにもかかわらず、もっと勉強しようと積極的にマスターの本を買っては、方便法や印心の申し込みをしていました。ある20才の青年は、家を出た時ポケットに一銭も持っていませんでした。町で私たちのポスターを見て、突如目覚めたのです。どうしても講演を聞きに行きたいという気持ちになりました。そう思っているうち、ちょうど会場まで来るのに十分なバス代をもらうことができました。マスターの講演を聞いている時青年は、まるで昔からマスターの教理を知っていたかのように感じました。質疑応答の際も、マスターが答える前からその答えは頭に浮かんでいたのです。このように、物質的な富は必ずしも内面の精神的ないし、道徳的な豊かさを

表わすものではないということを、この純朴な国において私たちは改めて教えられました。

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