暗闇の中の灯台
現代のアラビアンナイト
アメリカ・オレゴン州ポートランド 趙也凡

は長年にわたって通訳の仕事をしてきましたが、今年1 月26日から毎週二回、ポートランド市の少年拘留所に通うようになり、アメリカへ密入国して来た16歳の陳という少年の通訳担当になりました。当初、一回に四時間を要求されましたが、私の予約ノートにはそのような空き時間はなかったので、お断りして別の人を探すよう会社に言いました。しかし、意外にも少年拘留所は私の時間に合わせてくださり、この四時間を違う時間帯に分けることになりました。こうしてこの物語は始まりました。

最初の頃は週に二回来て、この陳という中国人少年の相手をするように依頼されました。そして四ヶ月後、週三回に増やしてほしいとの要求があり、さらに最近は毎日行くようにと言われました。なぜなら、またグアム島から六人の密入国の子どもたちが送られて来たからです。

私は観音法門を学んで六年あまりになりますが、この方法が世界で最も貴重なプレゼントであることを完全に理解しているので、チャンスがあればいつでも人に紹介しています。私は人生の無常を感じ、陳少年のためにできる最もよい仕事は、マスターの教理と観音法門の素晴らしさを話すことだと考えました。

方便法を学んだ後、陳少年には非常に多くの体験がありました。ある日拘留所の部屋の外を見ると、空にとても大きなUFOがいくつか数時間停止していました。そのとき、彼は見間違えたと思い、あえて信じようとはしませんでした。そして拘留所内の他の少年たちを連れて来て眺めましたが、彼らには何も見えませんでした。また、彼は日本の青紫色の和服を着て川辺で座禅している化身マスターを見たこともあります。

私は陳少年に体験を他人に話してはいけないと言いましたが、彼は我慢できずに他の中国人少年に話してしまいました。私が座禅を学びたい人は何人いますかと尋ねると、六人中五人が申し込みました。七月に、この五人の若者たちはついに特別教室内で方便法を学びました。

翌日から陳少年を含む三人が、完全菜食を始めることを決心しました。私はみんながどうしてこんなに早く変わるのかと不思議に思いました。特別に相談して、西洋人コックが一日三食ご飯を炊いて七人に食べさせましたが、そのご飯は生煮えで硬いものでした。彼らの食が進むように、私は中国の醤油を買って来てご飯の上にかけました。菜食を始めてまもなく一週間になる頃、私が彼らに耐えられますかと尋ねると、彼らはできますと答え、今では肉を見るともどしそうになります。

ポートランドセンターの責任者は、愛の心から彼らのために少しでも菜食料理を届けたいと思いましたが、拘留所は安全を考慮して食べ物を持ち込むことは許可しませんでした。しかし特別に、これらの子どもたちの誕生日には、私たちが食べ物を届けて誕生日を祝うことができるように許可してくれました。8 月13日は一人の子どもの誕生日でした。センターの責任者はたくさんの菜食料理を準備して拘留所内の同じ班の全員に提供しました。その他、特別にアメリカの同修が作ったチョコレートケーキもありました。誰もが大喜びして食べました。彼ら全員が、現在とても真面目にマスターの教理を学んでいます。マスターの本や雑誌を見たりテープを聞いたりする他に、毎週火曜日の33チャンネルの夜9 時〜10時と、毎週水曜日の有線テレビ27チャンネルの午後12時〜1 時の放送でマスターの教理をいつでも見ることができます。拘留所にもマスターの番組時間表があります。私がいてもいなくても、番組の時間になると子どもたちはテレビを見たいと要求します。私がいるときには中国語に訳して彼らに聞かせます。私は、彼らが座禅することによって顔が輝き、人柄も良くなり、世間をわきまえるよう になり、さらに智慧と愛のある人になったことに気がつきました。私は色紙を買って来て、彼らに折り紙をさせました。彼らはたくさんの鶴と星を作って私にプレゼントしてくれました。私はその折り紙を縁のある人や拘留所内の当直の職員にプレゼントしました。また子どもたちは折り紙でハート型の大きな飾り枠を作り、その中にマスターの写真を入れました。そして、自分たちの部屋に置きましたが、それはとても創意に富み、たいへん美しいものです。

私は彼らに、何事にも感謝の心を持ち、否定的な思想があれば、すぐに肯定的な考えに転換するようにと励ましています。また、誰もがみな神であり、神のパワーをより発揮し、自分を幸せにし、また周りのすべての人と物を幸せにすべきだと言っています。彼らは紙で三つの大きなパイナップルを作って短冊をつけ、私に祝福の言葉を書いてくれました。またマスターへも手紙と絵を書きました。

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