フォルモサからのリポート
The Supreme Master Ching Hai I.A.による、僻地における
受刑者および貧困家庭のための「心の旅」活動シリーズ
主催:緑島郷技能訓練所、緑島郷役所、東部海岸国立公園管理所、
緑島市民サービスステーション
協力:The Supreme Master Ching Hai I.A.台北、桃園、新竹、
南投、台東、基隆、花蓮など7センター
TVBSおよび東森テレビ局の駐台東記者によるインタビューレポート
【緑島レポート】9 月15日、緑島の住民と自然景観地区はスピリチュアルな浄化と温かいケアを受けた。この活動には各地より百人におよぶ同修や観音使者が参加した。活動の内容は緑島技能刑務所でのカウンセリング、東部海岸国立公園管理所のパトロール艇との協力による、海岸および海底珊瑚礁の浄化、検診・健康診断などのボランティア活動、貧困家庭に対する救済金の配布および「太平洋岸における、真心で結ぶ健康菜食料理の会」の開催などであった。(註:健康診断は一般のボランティア検診よりさらに詳細なもので、診察後に、医者より病歴、診断および薬の処方が詳しく書かれたカルテが患者に渡される。従って患者たちが後に全省の各大病院に行く際は、そのカルテによって治療や薬を受けることができる)
その頃、ヨーク台風の他に、台風に変わりつつある別の二つの低気圧の影響により、気象局は13日に豪雨警報を出し、翌朝、緑島空港は封鎖となった。主催者はみな活動の続行を気にしていたが、さいわい、空港は午前10時40分に再開、20人近くの同修はやっとのことで目的地に着き、準備に取りかかることができた。15日、フェリーボートの船長は波と風の様子を見て早朝6 時半に決定を下す予定だったが、神とマスターの加護のもと、三つの台風は外海に三日間停滞した後で方向転換を始め、波風も小さくなったため、私たちは6 時に船が出せるという知らせを受けた。70人余りの同修のワーキンググループ(厨房、音響、撮影、ニュース、潜水、海岸清掃、接待)と観音使者たちは、ようやく無事にこのフェリー「長安号」に乗り込むことができた。
航海中のフェリーはまるでジェットコースターのように大波に呑まれながら前進し、暴風雨の中を緑島にたどり着いた。巨大な波が岩や岸に打ち寄せ、緑島はあたかも船のように、霧の中にひっそりと立っていた。緑島の刑務所長陳世志氏を訪れた際、彼は私たちに最高の敬意を払い、また、私たちが「長安号」でここまでやって来たことを知ると、「あなた方はまさに『風雨をものともせず』ですね。あの長安号は比較的重いので安定しているのです」と語ってくれた。このとき、私たちは自分たちがいかに幸運であったかに気づき、すべてが神の恩恵であろうと思った。
Master Ching Haiの愛ある指示に基づき、The Supreme Master Ching Hai I.A .は常に社会各地に対して、不定期に奉仕活動を続けている。活動は主にボランティア検診、健康診断、受刑者を対象とした講座の開催、環境保護、貧困家庭および被災者への救済などである。メンバーたちによる毎月の全国各地の刑務所での心のカウンセリングセミナーの開催により、これまでに「花蓮検察署栄誉団体監護人」、「緑島技能訓練所団体栄誉監護人」の栄誉を得、また、昨年(1999年)は法務省より「法務大臣賞」と「高等検察署賞」を受けた。
その日の午前9 時から12時に、20人近くの同修と観音使者たちは技能所でしあわせを祈る会を催し、その場で120 人の受刑者が方便法を申し込んだ。初めに、マスターが愛によって世界各地を歩むビデオ「愛の道をゆく」の中国語版が放映された。その中で、印象的で考えさせられたのがマスターのこの一言だった。「私たちはみな自力で生きてこそ、他人に幸せをもたらすことができるのです。・・・永遠不滅の愛と美と平和を伝えることが、私の夢です」
花蓮の楊さんは、ある受刑者に代わって一通の家族あての手紙を読んだ。「・・・親愛なる両親へ。今はお二人の面倒をみることはできませんが、私はここで十分自分の体に気をつけており、これからの人生も真剣に考えています。日に日にあなた方が老いてゆくのを考えると、心の中は申し訳なさでいっぱいです。今私が言えることは『あなた方が生きている限り、私のことで涙を流させることなど、もうしません!』・・・と」このとき、多くの受刑者は共に涙を流した。
同修によるカウンセリングを通して、受刑者の心の障害は徐々に解き放たれ、心に秘めた家族や両親に対する感謝や愛、あるいは反省の気持ちを表せるようになった。そして社会の中で黙々と仕事をし続けて、報償を求めない者たちがいることを受刑者に気づかせ、家族や社会、国家に感謝の気持ちで接するよう願った。この会の間に、場内の人全員の成功と健康を観音菩薩に祈り、また世界平和や国の安泰をみなで祈った。祈りの文の一部にはこう記されている。「人生という旅は挫折にあふれているが、未来において自分を新たに教育できるものである。自分をさらにたくましく、さらに智慧や忍耐力、冷静さを持った人にして、明朗快活で感謝の気持ちを忘れず、家族や社会、国家を思いやりましょう」
技能所の秘書である林文宗氏はスピーチで、この「心の旅」は社会に多大なるポジティブな影響を与え、特に同修の愛は所内の受刑者たちにとって大きな助けとなり、所内にいる間も出所後も、みなの魂に大きな変化をもたらしたことは間違いないと語った。また台北の楊さんはスピーチで、今回マスターとThe Supreme Master Ching Hai I.A .の同修を代表して、ここでみなさんとお会いすることができたのは、所長、指導科の黄科長や職員の方々のご協力であると感謝の意を表した。それから、マスターは慈悲深い愛の化身であり、魂の成長を渇望する世の中の人を助けるためにやって来たのだと話した。次に、新竹の李さんは会を代表して1 万5 千台湾元の文教基金を寄付し、秘書の林文宗氏が代表して受け取った。李さんは、事前に受刑者たちが精神面のサポートを必要とすることを黄科長から聞いていたため、当初注文した果物や月餅以外に、書籍や運動器材、楽器を購入するための基金を別に贈った。
この会において、観音使者による精神の成長体験や方便法の伝授も行われた。観音使者は、彼らを見るとまるで長い間会っていない家族に会えたような感じがすると言い、みなに大きな利益が得られるよう願った。また彼女は場内の受刑者たちに、「命は新たに選ぶことができるのです。たとえ社会の競争に負けて間違いを犯し、世間のゲームから退けられても、私たちには自由に選択する意志があり、新たに正しい方向を選ぶことができるのです」と語り、受刑者に新たに道徳、規律のある、平穏な魂を持った人になるよう励まし、在世のマスターの歩む道に従って正しい道を歩んでこそ、聖人のふるさとに戻ることができるのだと話した。
ちょうどそのとき、急に外で大雨が降り出し、それはまるでこの受刑者たちの心を洗い流しているかの様だった。観音使者が受刑者たちに方便法を勧めてみたところ、その場の受刑者は一斉に「はい!」と答え、その声は会場に大きく響き渡った。方便法を教えた後、同修は全員受刑者の中に入っていって、一人ひとりにサンプル本と雑誌を一冊ずつ配り、励ましとアドバイスを与えた。最後は「感謝の心」と「幸福を願って」の歌とともに受刑者たちと別れて無事に任務を終えた。一方、祈りの会の5日前には、The Supreme Master Ching Hai I.A .はすでに船で搬送済みの梨を技能所の受刑者たちに配り、当日は月餅と菜食料理をふるまった。
午後2 時からは、30人近くの同修、観音使者、技能所の清掃係計50人余りが海岸クリーンアップ運動に参加した。1 時間以内に、一人当たり少なくとも大きな袋で2つ分のごみが拾われた。参加した同修の話では、実は海辺はまだきれいな方で、大部分のごみは台東方面から流れてきたものだそうだ。海辺には多くのガラス破片やペットボトルのふた、草むらの中にはプラスティック管やポリエチレン、そして岩礁にはたくさんの魚網があり、捨てられたバイクさえ見つかった。
15名の身軽な男女の同修が、現地のスキューバダイビングのインストラクターのガイドのもと、海底のクリーンアップと夕方のニュースで流す1 時間のビデオを撮影した。その場所は最も美しい珊瑚礁群のある緑島海域で、彼らは海底10メートルまで潜り、空缶や魚網がぎっしり詰まったごみを20袋も集め、やっと緑島をきれいな海底に戻すことができた。ある女性同修は、ごみだらけの海底では美しい魚の群れも魅力を感じずに近寄らなかったのに、きれいに海底を清掃し終えると、たちまちタツノオトシゴや熱帯魚、それに海蛇さえ集まって来たと話した。
午後3 時から、緑島の公共施設の南寮活動センターで、全島民を対象としたボランティア検診と健康診断が行われた。また30人の貧困世帯それぞれに、千台湾元の生活補助費と中秋の月餅を配布した。検診は7 人の漢方医と西洋医師および看護婦の同修により行われ、5 時に終える予定だったが、2 百人近くの村民が入れ代わり立ち代りやって来たため、夜の8 時にようやく終了した。検診の際は会場にマスターのビデオテープを流し、観音使者も中秋の月餅や飲み物を配っていたため、多くの村民が診察後もその場を離れるのを惜しんだ。
花蓮の楊さんの話によると、14日の午後、同修たちが会場でセッティングしていたときから、すでに40人近くの村民たちが次々と訪れ、かなり期待をしている様だった。純朴で質素な村民たちが言うには、この一帯の誰もが早くから私たちが検診と菜食料理の会を催すために緑島に来ることを聞いており、しかも自ら作業に取りかかる団体に出会ったのも初めてとのことで、大変驚きを示していた。一方、独居老人をはじめ、一家10人の生活費を一人の収入で養っている家庭まで、その地域では貧困家庭が多く、毎月の収入も8 千台湾元を超えないほどで、たいへん苦しい生活を強いられている。政府やライオンズクラブから不定期に救済金をもらうことはあるが、今回の活動は今までとは全く違い、特に菜食料理の会が大変温かいものに感じられたと話していた。
「太平洋岸における、真心で結ぶ菜食料理の会」に参加した人々は約200 人で、緑島技能訓練所長の黄得満氏、技能訓練所科長と秘書、緑島郷長の陳進文氏とその夫人、そして各科室科長、緑島刑務所長の陳世志氏、緑島地区の貧困家庭の人々や郷民、東部海岸国立公園管理所長および各管理主任、緑島郵便局と海防部隊隊員、緑島警察署の各長官、緑島市民サービスステーションの職員や潜水指導員などであった。和やかな雰囲気の中で食事をとりながら、同修たちが奏でる音楽に乗って、お互いが話を弾ませながらこの食事会を楽んだ。
緑島郷長の陳進文氏は食事の会で、「弱者を助け、貧困を救う」という感謝状を私たちに渡すと同時に、The Supreme Master Ching Hai I.A .がこの太平洋の小さな島に来て、愛とふれあいを必要とする人々に与えたことは、誠に称賛すべきことであると語った。また、交通部東部海岸国立公園管理所・緑島ステーションの責任者である林芳明氏は、「観光発展に貢献した海浜浄化」といった内容の感謝状を、担当主任の林維玲氏を通して贈った。
緑島には観音洞というところがあり、伝説ではそこで観音菩薩が姿を現したため、緑島の郷民はその言い伝えを深く信じて礼拝を忘れない。そして世界に三つある海底温泉の一つもそこにあり、太平洋上において、緑島はまさにエネルギーのある仙島中の仙島なのである。日増しに緑島の同修の数は増え続け、たとえ肉体や魂が縛りつけられていても、永遠の自由や解脱を求める者がいれば、その願いは必ず報われることだろう。
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