心の教育と反ドラッグ講座

【桃園】社会が開放的になり、さらにパブやディスコなどの人気のもと、フォルモサ国内では麻薬乱用が大きな問題となっています。止まらないドラッグの氾濫を防ぐため、桃園女子刑務所・リハビリ看護所では、反ドラッグ教育によって、受刑者がドラッグに対してより正しい認識を持ち、さらにその恐ろしさを知ってドラッグから遠ざけるよう努力しています。そこで、刑務所所長より、SMCH I.A. に対して、この件に関する協力と、受刑者たちに向けての関連情報提供の要望がありました。また、法務部の各界に対する、刑務所における教化政策への参加呼びかけに応じて、私たちは9月26日と10月17日に桃園女子刑務所に赴き、受刑者たちに心の成長のための集団指導活動を行いました。同時に、リハビリ看護所で2回にわたり講座を開き、「薬物毒物に対する認識および薬物乱用による心身障害とその予防法」と題し、現在医学院で講師を務める専門の修行仲間が解説しました。
 この2回の活動と講座はともに大成功に終わりました。女子刑務所での精神指導で、2日とも数百人の受刑者が参加しました。講師は、マスターの教理をテーマに融合させ、受刑者たちに、自分に内在する潜在能力と智慧を開発できるよう励まし、正しい生活態度や人生に対する価値観を培い、心身の調和を通じて、今後実際の生活に活用できるようアドバイスしました。多くの受刑者も切実な問題を取り上げては修行仲間と討論しました。活動が終わってから、参加者は未来に対してより明確な方向を掴めたと話し、これからは、身近な人たちをもっと大切にすると述べました。
 反ドラッグ講座では、講師による客観的で専門的な説明の他に、生き生きとしたアニメーション映像を組み入れたのが受刑者たちの目を引きました。また、スピーチを担当した修行仲間は感動的な寓話を引用し、過去にどんな事が起きたとしても、自分に再び機会を与えるべきだと彼女たちを激励しました。そして、マスターがよく話している「ざんげの心、謙虚の心はとても大切だが、自分を愛する心はもっと大切である」という言葉を借りて、彼女たちに、自暴自棄にならずに、より積極的で、楽観的な態度で今後の生活に取組むよう励ましました。
 最後に、講師がマスターの思いと愛をその場の全員に伝えると共に、方便法を学びたいかどうかを参加者に尋ねました。実際のところ、刑務所でも他の瞑想法や座禅の時間はあるものの、大部分の受刑者はあまり興味を持っていませんでした。しかし、マスターの方便法については、みな大いに興味を示していました。そこで方便法を学び、実際にメディテーションをしたところ、誰もが時間が早く過ぎ、しかも心地よい体験だったと感想を述べました。続いて、参加者から心の内にある疑問を挙げてもらい、医薬関連の問題にも、修行上の問題にも、講師はできるだけ詳しく回答をしました。最後に時間の都合で、私たち一行は名残惜しく彼女たちと別れました。刑務所側は私たちグループと修行仲間たちを賞賛し、今後も時々訪問してほしいと話していました。

桃園女子刑務所・リハビリ看護所で、方便法を伝授する様子