特別報道

内なる栄光に目覚める

カリフォルニア州フレズノで行われた講演の模様

 2001年6月23日、土曜日。明るく輝く真夏の太陽は、まるでフレズノ市のコンベンションセンターに到着したマスターを温かく迎えているかのようでした。このコンベンションセンターは、カリフォルニア州の中央部にあるサン・ジョアクインバレーの中心に位置しています。講演が始まる前には、大勢の修行仲間と来賓たちがすでに講演ホールに詰め掛けていました。街では、マスターの美しい写真が印刷されたポスターがあちこちに見られました。これは、マスターがこの地で講演するというめったにないニュースを地元の人々に伝えるためでした。講演の当日、4500人収容できる会場ホールは、マスターの講演を聞くためにはるばる中国、日本、カナダ、フォルモサ、フランス、ドイツ、アイルランド、スウェーデン、タイそしてシンガポールなどからやって来た大勢の修行仲間や来賓で埋めつくされました。
 マスターが会場に到着した時、客席の方へ強いエネルギーが流れていくように感じられました。マスターは赤褐色のショートヘアで、ゆったりしたピンクの服の上に短いクリーム色のシャツを着ていて、とても美しくて魅力的でした。熱心に耳を傾けている聴衆に向けて、まず、マスターは前の晩にホテルに泊まった時、とても寂しく感じたけれど、部屋でメディテーションをすれば他の世界へ行く事ができるのだと思うと、その寂しさをすぐに乗り越えられました、と話しました。そして、メディテーションを実践する事によって誰もが容易に、地球と天国の二つの違った世界に同時にいられるのだとつけ加えました。
 マスターは聴衆に語りました。私たちがどんなトラブルに遭遇しても、彼女はいつも私たちのそばにいて助けてくれます。彼女は、請われれば何にでも必ず応じる女性なのです。時々、私たちが助けを必要としていても、マスターと直接通じ合う方法がわからない場合に、彼女は様々な姿で現れます。
 マスターは続けてこう語りました。私たちはこの地上で、謙虚に人間という役割を演じています。しかし、時に私たちはこの役に熱中しすぎて、自分は人間であるだけではなく、非常に偉大な存在でもあるのだという事を忘れてしまうのです。マスターは、さらに聴衆にこう言いました。私たちにとって、この世界は単なる短期滞在するためのホテルにすぎません。私たちはこれを「人生」と呼びますが、毎日働いて宿泊費を支払わなければなりません。しかし、たとえ毎日支払っても、私たちはなお苦しみを受けます。生活のため、昼も夜も、最後の息を引き取るまで働いて、それでも良いサービスは受けられません。そしてマスターは会場の人々に、もう一度他のホテル、つまり天国を探すようにと励ましました。彼女にとっては、準備が整っている人に印心を授けるのは、とてもうれしい事なのだそうです。
 最後に、マスターはこう語りました。「自分がこの世界に来た理由は、世の中の人が内なる財宝を見つけるよう導くためです。他の目的はありません」。マスターは印心を通して、私たちが再び本当の自分を見つけ、さらにこの世の中でも、その後も、永遠に楽しく暮らす事ができるようになるまで指導してくれるのです。
 講演終了後、マスターはみんなにはっきり見えるようにと人々の間に入って行って、客席の間を回りました。マスターがすばやく会場を歩き回ると、子供も大人も喜んで、みんな笑顔で歓声をあげて挨拶しました。マスターも同様ににっこり笑って人々に応えました。また、今回の講演会に参加した人々のために、マスターは自ら加持した果物とキャンデーをたっぷりと残してくれました。講演に続いて大勢の人が方便法を学び、その間にたくさんの人が印心を申し込みました。
 講演を聞きに来た多くの修行仲間が、まるで1999年のマスターのヨーロッパ中東講演ツアーや2000年のアジア講演ツアーの講演会場に戻ったように感じたと話していました。マスターの愛の力に満ちた言葉とエネルギーが、再び多くの求道者の心を呼び覚ましたのです!

祝賀会で菜食料理を楽しむ

 講演の翌日、料理スタッフは豪華な菜食料理でマスターと修行仲間をもてなし、みんなはバラエティーに富んだおいしい料理を楽しみました。多くの人が、自分の皿に各国のすばらしい料理をいっぱいに盛っていました。また、この日は世界各地からやって来た修行仲間やオゥラックのプロのミュージシャンも、楽しく生き生きとしたパフォーマンスを披露しました。
 食事の後、薄いブルーの服を着たマスターが会場に到着すると、パフォーマンスが始まりました。初めはカリフォルニア州から来た仲間が演じた中東の浮き浮きと陽気なベリーダンスで、大いに受けていました。次は、中国から来た若い修行仲間が歌った「ありがとうマスター。あなたの愛は、まさに宝の源」という曲で、無伴奏でしたが、みんなに深い感動をもたらしました。続いて演じられたのは、ギターの二重奏、軽快で巧みなダンス、二人羽織(1人が後に隠れて話したり歌ったりし、もう1人が前に座って黙ってその動きをして、まるで1人で演じているかのように見せる演技)、そして若い修行仲間らが元気いっぱいに演じたオゥラックの武術などで、いずれも目を見張るものばかりでした。武術演技が終わると、マスターはオゥラックの武術の歴史を簡単に紹介し、また、この数世紀でこの武術が防衛力と文化統一の面において、オゥラックに深い影響を与えた事も詳しく説明してくれました。
 続いて、二人のオゥラックのプロ歌手がマスターの詩集「失われた思い出」の中から一部の詩句を歌い、それに一弦琴、多弦楽器や竹笛などといったオゥラックの伝統的な楽器の伴奏がつきました。最後に、数人のオゥラックのプロ歌手が勢ぞろいしてすばらしい歌声を響かせて、この日のパフォーマンスと祝賀会は無事に終了しました。