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カリブ海に浮かぶ島々の中でも最大のイスパニョーラ島は、ドミニカ共和国とハイチの二つの国に分かれている。文化も言語も経済もかなり違っているにもかかわらず、この二つの国の人々はともに温かく親切で、他人をもてなす事にかけては天性の才能を持ちあわせており、真のスピリチュアルな教えに対しても内的な渇望にあふれている。それは彼らの純粋で気さくな心と簡素な生活様式によるものに違いない。
サントドミンゴ 霊性とさらに高尚な思想
ドミニカ共和国の首都サントドミンゴにとって、霊性や高尚な思想は特に目新しいものではない。街にはたくさんの健康食品店があり、純粋な菜食レストランは少なくとも8軒もあって、瞑想やヨガや代替医療等のポスターも掲示板にはたくさん貼られている。そのおかげで、マスターのビデオ講演会の宣伝もこの地の修行仲間によって順調に進められた。チラシを受け取った多くの人々がマスターの教えや観音法門について質問するなど、期待に胸をはずませている様子だった。
講演当日、会場は満員になり、あふれた人々が床にもたくさん座るほどだった。人々はみな、マスターの心を揺さぶるビデオ講演を食い入るように見つめ、質疑応答の時間には多くの質問があった。それは人々が深い霊的理解と高い理想を強く求めている事を物語っていた。講演終了時にも多くの人々が方便法を学ぶために残っていた。方便法のメディテーションの後、会場の雰囲気はとても穏やかになり、マスターから加持が送られた事の証しは、人々の輝く笑みの中にはっきり表れていた。ある女性は、どうしたらすぐにグループメディテーションに参加できるのかと熱心に尋ね、また、印心を受けるための登録を強く望む人々もいた。22年間菜食を続けているというある男性は、メディテーションの時にマスターの光り輝く化身を見て、その後の印心の登録をする間、至福の喜びに満たされていた。
この講演会に続いて、私たちはさらに二つの小講演会を開催するように求められたが、両方ともメディテーションを学びたいと望むたくさんの人々でいっぱいだった。ほどなく、修行仲間の一人はグループメディテーションの場が必要な事に気づき、ある建物の提供を申し出てくれた。直ちに地元の修行仲間すべてが呼び集められ、新しいセンターができるというすばらしい知らせを受けた。そしてその後、数週間のうちに毎週共修会が設けられ、人々が参加し始めた。彼らの霊的な豊かさや真のマスターの教えに対する切なる思いを考えると、マスターがドミニカ共和国の幸運な人々に特別な加持を与えたのも当然である。
ハイチの明るい未来
スピリチュアルな修行は、ハイチでは広く行われている。これは元来ハイチにおけるアフリカ文化の一部であり、彼らの音楽や美術や宗教のしきたりにも反映されている。それで、真に開悟した指導者の霊的な教えに出合った時、ハイチの人々はごく自然に興味をもち、より高度な霊的進歩を与える方法に惹かれたのである。
マスターや観音法門との縁を広げるための霊的な種を播こうと、私はハイチを訪ねたわけだが、地元の諸事情によってその期間はほんの一週間しかなかった。この短い期間の始めから終わりまで、マスターはすべてを完全に、そして詳細にわたって準備してくれた。ハイチでは、人々はクリオール語とフランス語を話すので、英語とわずかなスペイン語しか話せない私には通訳が必要だった。しかし、マスターがずっと面倒を見てくれたおかげで、私はその一週間どちらの通訳も必要とせずにすんだのである。サントドミンゴからポート・オ・プリンス(ハイチの首都)に向けてバスで出発する前日に、一人の友人から電話があった。友人の教会の会合にハイチから来た人が出席したので、その人に、ハイチまでのガイドが必要な事を話すと、通訳を引き受けてくれたという報告だった。彼の英語とスペイン語は非常に限られたものではあったが、私を安全で便利なホテルまで案内してくれたので大いに助かった。私は、そこでインドからやって来て何週間も泊まっているという6人のグループに出会った。彼らは全員ベジタリアンで、ハイチで菜食料理にありつくのは難しいとわかっていたため、私を食事に招待してくれた。彼らの所には台所があって、チャパティーやダール(レンズ豆を使ったインドのスパイシーなスープ)を毎日自分たちで作っていた。ハイチで「菜食のホテル」を見つけられたとは、私はなんと幸運だったのだろう。
翌日、スペイン語が上手なホテルの従業員が滞在中の私を助けてくれる事になった。彼がたくさんの書店や図書館に案内してくれたおかげで、私はサンプル本や雑誌を配布する事ができた。その後で、彼はポート・オ・プリンスで唯一の菜食レストランに連れて行ってくれた。そこで私はレストランのオーナーたちに紹介された。彼らは流暢に英語を話していた。私がスプリームマスター
チンハイの使者であると告げると、彼らは笑って「私たちはすでにあなたのマスターを知っています」と言った。そして続けて、それはカナダ人の女性が何年か前にハイチを訪れ、彼らのレストランに数冊のサンプル本を置いて行ったからだと説明した。オーナーたちはヨガの瞑想グループも組織しており、親切にもその会のメンバーに向けたビデオセミナーを開いてほしいと私たちに言ってくれた。彼らは、自分たちの国に真の霊的な教えが必要である事を強く感じていた。それは特に大きく広がっている貧困のためである。貧困が、この国の公共施設や生活の質を、この10年以上にわたってどんどん悪化させていたのだった。
セミナーは日曜日、そのグループの、いつもの瞑想の時間の後に、40人以上のメンバーの参加を得て開催された。まず、フランス語字幕付きのマスターの紹介ビデオと講演ビデオが放映された。その後の質疑応答の時間には、オーナーたちが親切に通訳をしてくれて、その間、霊的知識に富んだたくさんの質問が出された。セミナー終了に当たって、私たちは主催者たちとヨガのメンバー全員に感謝した。彼らの先生に対しては、他のマスターの教えに広い心で歓迎の意を表してくれた事を、尊敬の念を持って讃えた。私たちが部屋を出る時、人々はフランス語のサンプル本や雑誌を、感謝しながら受け取ってくれた。多くの人々がマスターの教えや観音法門についてもっと知りたがり、自分の名前や住所を今後の連絡のために書き記した。こうしてたくさんの霊的な種が蒔かれた事により、ハイチの人々は霊的な目覚めへの輝く未来を楽しみに待ち、それと同時に黄金時代へと入って行く事ができるのである。
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