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私の「ムーン・ナイト」体験
2000年5月8日にソウルで行われたマスターの講演会に出席した後、私は悟りを開く事を切望するようになった。当時私はまだ方便法を学んでいなかったが、「即刻開悟の鍵1」という本を買って読んだ後は、目を閉じていても三次元の映像が見える事に気づいた。その光景はとてもすばらしくてリアルで、まるで立体映画を見ているようだった。ある日、私は寝ている時に、笛の音と波が打ち寄せる音を聞いた。高さのある帽子をかぶった女の人が右手を上げ、銀色の光を発しているのが見えた。彼女が私の方に近づいて来た時、マスターかもしれないと直感した。その後、私は後に学んだ智慧眼からエネルギーが噴き出すのを感じた。まるで空中飛行をしているような感覚だった。突然怖くなってやめたいと思うと、私の魂は戻って来た。私はそれまでにこのような体験をした事がなかったので、怖がる必要がないとは知らなかったのだ。
2000年11月、私はとうとう方便法を学んだ。ニュースマガジンの表紙のマスターの写真を見た時、かつて私が寝ていた時に見たのはマスターの化身だった事に気づいた。マスターとの縁がある限り、私たちはマスターの化身を見たり、内在の光と音を体験する事ができる。それが印心を受ける前でも、方便法を学ぶ前でもだ。
数カ月後、私は登山をして、すがすがしさとエネルギーが満ちるのを感じた。頂上の風の中でメディテーションを始めると、自分自身がトンネルを通り抜けて、いろいろな情景がそばを過ぎてゆくのが見えた。そして小さな光が私の方に来た。その光は大きく強くなり、水晶の家が現れた。
方便法を学ぶ人のためのグループメディテーションの時に見たビデオの中に、マスターが水晶の家について話しているものがあった。「ある種の天国には、水晶の家があります。それは家のように見えますが、圧迫感がありません。なぜかと言うと、柔らかくて気持ちがよく、透明なので壁を通り抜けられるし、視界を遮られる事もないからです」。そしてマスターはつけ加えて「現在、多くの人々が非常に大きなガラスでビルを建てています。それは上の方にあるこのような文明化した世界に非常に似ています。それらの家を設計した人たちは、普通とは異なる内面の洞察力と智慧を持っています。潜在意識において、彼らはかつてそのような家に住むのが好きだった事を覚えているのです」と言った。今日の韓国の建物はSFの映画や漫画に描かれている未来の建物や地下鉄の駅によく似ている。私はそういう建物が好きで、そばにいるとくつろいだ気分になる。おそらくそれは私の内なる体験のためだろう。
水晶の家の右側では、美しい光が太陽と同じくらい明るく輝いていた。かつて、私は地元のメディテーションセンターで「月夜」というタイトルのマスターの油絵を見た事がある。その光景の描写は私の体験と非常に似ていた。それをどう表現していいかわからなかった事を除いては。開悟した時には強い光を見ると聞いた事がある。私は体験を与えてくれたマスターと観音法門に感謝している。マスターの助けなしでは、とてもあの体験を得る事はできなかっただろう。その間、私はある恍惚の境地にいたが、見えていた光景はたちまち消えてしまった。たぶん私のどこかで、霊的修行が欠けていたためだろう。
私たちは毎日の修行で完全にリラックスした時、内なる体験が得られる。けれども私にとってはずっとサマディーの状態でいる事は難しい。しかしこの短い体験は、観音法門が私にとって最良の道である事を確信させてくれた。今、私は霊的修行の新たな基準によってすべてを行っている。智慧は融通のきかない知識ではないという事を私はわかり始めている。むしろいかなる状況においても柔軟に対応できるものなのだ。あたかも水が環境に合わせて形を変えるように。
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