師への手紙

遍在する救命員

親愛なるマスター

 僕とママの命を救ってくださって本当にありがとうございます。
昨日、ママ(鳳琴)、お姉ちゃん(ハニタ)と僕(ハリー)の三人でボヴェイ・トレーシー・スイミングプールに行きました。急に片足がつってしまって、僕は動けなくなってしまいました。それでぜんぜん泳げなくなって沈み始めたので、すっかり慌ててしまいました。僕は「助けてー!」と叫びました。でも、ママが気がついてくれただけで、救命員はおしゃべりに夢中になっていました。僕は、自分がプールの深い方にいる事がわかっていました。ママが泳いで来たのでママの背中に乗ろうとしました。でも、2人とも沈んでしまいました。水が鼻から入ってきて、ママもたくさん水を飲んでいました。
 ハニタは、僕たちはトイレに行っているのかと思っていたそうです。ママはパニックになっていましたが、あなたの名前を呼ぶ事を思い出しました。そうしたら、僕たちは急に水面に浮き上がったのです。
 マスター、あなたは僕たちの命を救ってくださいました。本当にありがとうございました。

2001.5.29 愛を込めて ハリーより