|


ある所に大変信心深い男がいました。しかし彼は、ドーナツにも夢中でした。そしてドーナツをたくさん食べすぎたせいで、とても太ってしまいました。そこで、彼はある日神様に、もう二度とドーナツを食べないし、触りもしないと誓いました。彼はダイエットをして、健康的な食事に切り替え、やせてハンサムになろうと決心しました。
そこで通勤ルートも変える事にしました。以前は必ずドーナツショップの前を通る道を利用していたのですが、ドーナツを見なければ、食べたいという欲求にあまりさいなまれずにすむと思ったのです。これでよし!
そうして2ヵ月の月日がたちました。彼は、全くドーナツに触れる事なく、ドーナツショップにも行きませんでした。
ところがある時、ふとした事から以前の道を無意識のうちに通ってしまい、ドーナツショップを見てしまいました。「ああ、しまった! なんて事だ!」しかし「これは神の意志かもしれない」と思い直しました。彼は観音法門の熱心な修行者でした。彼はさらに「神様はここ数ヵ月の僕の努力を見ていて、ごほうびをくれようとしているんだ、きっと。たぶん今日は僕にドーナツを食べさせたいんだ」。そして彼は祈りました。まず、心の中で「神様、もしこれが本当にあなたのご意志なら、ドーナツショップの真ん前に車を止めさせてください。そうすればこれがあなたのご意志であるとわかりますから」とつぶやきました。もちろん、彼はドーナツショップの真ん前に駐車できました。あたりを十数分もぐるぐる回ってやっと場所を確保したのです。これは、まるでみなさんのようですね。すべてはマスターの手配というわけです!
|