マスターの言葉
良きパートナーになりなさい
スプリームマスター チンハイ アメリカ・フロリダ
1998.10.4(英語)ビデオテープ No.638
私たちはパートナーに、「こうなって欲しい、ああなって欲しい」とか、「ああして欲しい、こうして欲しい」と期待します。そして相手がそうしないとがっかりします。彼らが自分の期待通りにならないとがっかりしたり、傷ついたり、おおかたそんなことになり、婚姻関係を終わらせてしまうのです。けれども、婚姻関係というのは、相手に自分の望み通りにしてくれるよう期待することではありません。婚姻関係や結婚生活において、あなたがしたいと思うことをし、本来のあなた自身になり、あなたがどんな人であるか、あなたがどんなにいい人か、どんな人に、どうやってなりたいかを相手に示すことが、あなたのためなのです。あなたは良い奥さんに、「スーパーワイフ」に、寛大で貞淑な妻になりたいのかもしれません。それはみなさんが役割の上でどうなりたいかであって、あなたのパートナーがどうなるべきか、相手があなたに対してどのように振る舞うか、どう話しかけるか、四六時中期待することではありません。
これが結婚がうまくいくか、失敗するかの鍵なのです。みなさんの考えはすべて間違っています。みなさんは、「さあ、私はあの人に出会ったから、人生は変わった。素晴らしい。あの人は私を幸せにしてくれる」と思うのです。これは真実ではありません。みなさんは自分自身を幸せにするのであって、婚姻関係が幸せにしてくれるのではありません。けれども、ほとんどの場合、私たちは自分のパートナーに自分を幸せにしてもらうことや、自分たちの描いたような人になって欲しいと期待するのです。そして、それが問題なのです。私たちは自分がなりたい人間になるのを忘れてしまいます。自分自身のために理想的な予定表を作るのを忘れ、代りにパートナーの予定表を作り、命令し、状況を作り、パートナーをその中にはめ込むのです。そして、お互いに同じような期待をするのです。そういうわけで、婚姻関係が失敗に終わってしまうのです。
私たちはすべて間違っています。どんな状況であれ、自分自身だけをチェックしなければなりません。私たちはこの状況でどのようにやっていくのか。どんな人になるのか。何を表現しようとしているのか。自分の長所のどの部分をパートナーや世界に示そうとしているのか。私たちに何かを示さなければならないのはパートナーではありません。何であれ、パートナーが表現したいと思うものは、彼らの問題です。私たちの問題は、自分自身のことだけです。いつもそうです。けれども、ほとんどの人は、結婚したり、パートナーや友人ができたりすると、注意力を全部別の方向に向け、相手をチェックするのです。「あら、彼は間違ったわ」「彼女はへまをやらかした」とか、「彼女はダメだ」「彼は良くないわ」と。そう言うことは忘れてしまいなさい。私たちは自分自身をチェックしなければなりません。重要なのは自分たちです。どんな関係も、どんな状況も、私たちが学ぶためのものであって、相手のためではありません。相手は単なるきっかけにすぎません。私たちにとって、自分自身のパワーや、想像力を訓練するための機会なのです。
そこに問題があるのです。それで、結婚はしばしばうまくいかないのです。自分の結婚生活をチェックして修正しなさい。みなさんのだんなさんや奥さんではなく、自分自身をチェックしなさい。この婚姻関係において、自分がどんな人になりたいかとか、自分は何をパートナーに示したいのかを。そして、もし、それに対して相手の反応が良ければ良いことですし、あまり良い反応でなかったとしても、そのことでみなさんにできることはそれほどありません。ただ自分自身をチェックしなさい。まだバランスが取れているかどうか、まだ正しい方向に進んでいるかどうか、自分に問題がないかどうかをチェックしなさい。相手があなたの所に残るなら残るでしょうし、離れるなら離れて行くでしょう。みなさんにできることはそれほどありません。みなさんはすべての注意力を相手に向けて自分自身を見失い、忘れてしまってはいけません。相手に注意を向ければ向けるほど、みなさんは間違った方へ行ってしまいます。そうすると、相手はみなさんをもっと批判し、最悪の状況になってしまうのです。