笑い話
カメはどこへ行った
スプリームマスター チンハイ アメリカ・フロリダ
クリスマス国際禅四 2001.12.25(英語)
昔、あるところにウサギとカメがいっしょに暮していました。ある日、ウサギはおそらく遺伝子組み換えニンジンを食べ過ぎたせいで、ひどい頭痛になってしまいました。それらのニンジンはとても肥大していて、中に何かが混入されているということはわかっています。それで、ウサギのお腹の中で、互いにゆずり合わない混合物がぶつかり合って、胃だけでは収まりきらずに、ついには頭にのぼって行ったのです。それでウサギは頭痛になってしまいました。
そこで、ウサギはカメに頼みました。「なあ、カメさん。お願いだから薬局に行って僕のために頭痛薬を買ってきてくれないか。頭がズキズキするんだ。きのうの夜パーティーへ行って、ものすごく大きいニンジンをたくさん食べてしまったんだ。それにニンジンジュースも飲んだらひどい二日酔いだ。どうかお願いだから、頭痛薬を急いで買ってきてくれないか。今すぐに!」
カメが部屋から答えました。「いいよ!」。けれども、1時間経ち、2時間経ち、3時間経ち、4時間が過ぎても、カメの姿はどこにもありません。二日酔いのウサギはただベッドに横たわり、頭痛で気も狂わんばかりです。「なんて間抜けなカメだろう!ここに戻ってきたらやさしくしてあげるのに!
こんなひどい頭痛だっていうのに、いったいどこにいるんだ。薬局はすぐそこの角にあるっていうのに。なんてドジなやつなんだ!」。それから15分後、カメの部屋からカメが答える声が聞こえました。「そんなひどい事を言うんだったら、ぼくはもうこれ以上歩いて行かないよ」。
サンドイッチ・ミステリー
スプリームマスター チンハイ アメリカ・フロリダ 1999.10.6(英語)
ある日、三人の建設労働者が一緒に昼食を食べました。一人はアメリカ人、もう一人はドイツ人、そしてアイルランド人です。それぞれ自分の弁当を開けて、アメリカ人が言いました。「やれやれ、またトマトサンドだ。なんとかしてくれ!
うちの女房はどうなっているんだ。結婚してから20年間、毎日昼はトマトサンドだなんて。明日もトマトサンドだったら、おれは5階から飛び降りてやる!」。次にドイツ人が弁当を開けて言いました。「ああ、もうチーズサンドは勘弁してくれ!
結婚してから15年間、毎日チーズサンドばかりだ。明日もまた女房がチーズサンドを持たせたら、おれも5階から飛び降りて死んでやる!」。そして、アイルランド人も弁当を開けて言いました。「やれやれ、今日もまたポテトサンドだ!
よおし、明日もまたポテトサンドだったら、おれも5階から飛び降りよう。一緒に飛び降りるぞ」
翌日、三人は昼休みにまた一緒に昼食をとりました。そしてアメリカ人が弁当を開けてみると、やはりトマトサンドだったので、5階から飛び降りてしまいました。ドイツ人の労働者も弁当を開けて言いました。「何だ、やっぱりチーズサンドか」。そして彼も飛び降りました。それからアイルランド人が弁当を開けて、ポテトサンドを見ると、やはり他の二人と同じように飛び降りてしまいました。
三人の葬式の時に、それぞれの奥さんが会って話をしました。アメリカ人の奥さんが言いました。「私にはジョンのことがわからないわ。だって彼はいつだってとてもいい人で、文句なんて言ったことなかったのよ。トマトサンドが好きじゃないって言ってくれたら良かったのに。私にはどうすることもできなかったわ。だって初めてトマトサンドを作った時に、とってもおいしいって言ってくれたからずっと作り続けたの。だけど話してくれたら良かったのに」。ドイツ人の奥さんも言いました。「私もヨハンのことがわからないわ。15年間も結婚していてすべてがうまく行っていたのに。 チーズサンドが好きじゃないって話してくれたら、いつだって別の物を作ったのに。どうしてこんなふうに飛び降りて死んでしまったの! とてもつらいし驚いているわ」。そしてアイルランド人の奥さんが言うには、「私の悲しみは比べようもないわ。私はジャックのことが理解できないの。だって彼は毎日自分でサンドイッチを作っていたんですもの!」