話の宝箱
貴重な忠告
フォルモサ・台北 許彩霞
2001年アメリカ・フロリダ州で行われた4日間リトリートが終了した後、私たち幸運な弟子は幸せに、まもなく新年を迎えようとしている夜(12月30日)、マスターの部屋ですばらしい一夜を過ごしました。
その日の夜、マスターと弟子たちが書斎に集まった時、マスターはもう一度修行仲間に肯定的な考えの重要性を思い出させました。そして「みなさんはなるべく肯定的な話をするように」とおっしゃいました。たとえば、私たちがある状況を説明する時、「悪い」や「醜い」という言葉は使わずに、「よくない」や「きれいではない」を使うようにします。この言葉には「ない」が使われていますが、少なくともまだ「よい」や「きれい」という肯定的な言葉が含まれています。肯定と否定が半分づつですから、まだいいでしょう。私たちが何かを考えれば、それが現実になるからです。どんな考えでもパワーを生み出すので、慎重に注意しなければいけません。
マスターの簡単な教えの後、何人かの修行仲間が個人的な見解とマスターへの感謝を表し、仲間の周りで起きた真実の話をみんなで分かち合いました。その中の中国大陸の仲間が言うには、彼らの郷里である山東省に一歳すぎのとても人を見る目のある子どもがいて、その子は誰にも聞かなくても、修行仲間かそうでないかを見分け、仲間であれば彼は菩薩と言い、もしそうでなければ菩薩ではないと言うそうです。彼はまたその中の一人の仲間を大菩薩と言いました。その仲間が壁に掛けてあるマスターの姿を指差し彼に聞くと、即座に「彼女はとてもとても特別な大菩薩です」と答えました。また自分では修行をよくしていると考えている人が彼に「私は菩薩ですか」と聞くと、その子は「いいえ菩薩ではありません」と答えました。その人はとても落胆しました。しかしその人が印心後に再びその子に聞きに行くと、子どもは自ら改めて「あなたは菩薩です」と言いました。彼はそれを聞くとうれしくて仕方がありませんでした。マスターは話を聞いた後「そんなに小さな子どもが嘘はつかないでしょう」とおっしゃいました。
別の仲間もまた「金口」(中国語で口に出したことが現実となること)の話をしました。彼は自分の口から出たことが実現するので、小さい時から嘘は言わなかったそうです。そして西湖道場でのことを思い出して言いました。マンゴーの木の上に実がたくさんなっているのを見て、とても食べたくなりましたが、「あれは神の物です。私たちが摘み取ってもかまわない筈です」と長住者になかなか言い出すことができませんでした。そこで彼は心の中で静かに言いました。「もし私の手の上に落ちてきたものならば、それは盗んだものではないので食べてもいいはずだ」と。ほどなく案の定マンゴーの実が一つ落ちて、遠くからまっすぐ彼のもとに転がってきました。そして彼はそのマンゴーを食べました。またある時、彼が子どもと一緒に山に行って遊んでいると、たくさんの柿がなっているのが見えました。彼は言いました。「あの柿は神のものだ。もし落ちてきたら食べられる」。そう話し終わるやいなや柿が落ちてきました。そこで彼は子どもと一緒にその柿を地面から拾い上げてみるときれいな柿なので食べました。マスターは「あなたは良い想念を果物を『盗む』ことだけに使っているのですね」とコメントしました。マスターと弟子のユーモアのある話にその場に居合わせた仲間からは笑い声が絶えませんでした。
素晴らしい時間が、楽しい笑い声と暖かく幸せな雰囲気の中で静かに流れていきました。マスターは真夜中を過ぎると、たくさんの愛を残して私たちを心地よい夢の世界へといざなってくださり、書斎から出て行かれました。当時その場に居合わせた仲間たち誰もが言いました。あれは本当に忘れられない夜だったと。
ハッピー・ライト
アメリカ・オレゴン州 ロアン・ファン (英語)

五年前、私はある夢を見ました。美しく丸々とした小さな男の子が来て、私が抱きかかえると、私に向かって自己紹介を始めました。「やあ、ママ。僕の名前はハッピー・ライト」。私は微笑んで彼に言いました。「ごめんね、ママはとても忙しくて面倒見られないの」。しかし、彼はまだ私の周りで遊んでいました。翌朝目がさめると、私はその楽しい小さな男の子のことが頭から離れず、いつも夢の中で会えるように願いました。
数ヶ月後、私の修行仲間でもある義理の妹が身ごもりました。彼女は生まれてくるのは男の子だということを知りました。私は彼女に、身ごもった子はきっと私の夢の中に現れた幸せな顔と丸々とした頬をもった男の子だと言いました。そして、彼には髪の毛がなく小さな僧のようだったと。最初は信じていなかったのですが、しかし私を驚かせることが起きました。彼は私の誕生日に生まれて、しかもハッピー・ライトと名づけられたのです。そして私の夢に現れた小さな男の子にそっくりでした。両親の仕事の関係で、日中は私が彼のベビーシッターをすることになりました。
ハッピー・ライトは現在四歳半になりました。彼は楽しい小さな男の子で、名前は彼をよく表しています。また、彼は夫と私を「パパ」「ママ」と呼びます。彼はマスターのことを学び、さらに印心についても質問します。彼がカリフォルニアのフレズノでマスターを初めて見た時には、強い興味を持ち、なぜ二人のいとこにはIDカードがあるのに、自分にはないのかを知りたがりました。その後、私たちが彼に事情を説明したので、あと二年待てば半印心を受けられるということを理解しました。
2001年のクリスマス・イブの夜、彼は私たちがマスターに会うためにフロリダに行くことを知っていたので、寝る前に彼の父親に、自分のかわりにマスターへ手紙を書いてくれるよう頼みました。彼のメッセージはこうでした。「マスター、愛しています」。四歳半の年齢にもかかわらず、彼はしばしばマスターや神のことを私たちに尋ねます。私たちは彼を導くために、マスターのビデオを見せ、カセットテープを聞かせています。これらのことから、私たちは彼がマスターから加護されているのがよくわかります。修行仲間と一緒にいる時、彼はとても純粋で智慧があります。ある日、私は彼に聞きました。「あなたはどうしてベジタリアンなの」。すると彼は答えました。「マスターから、私たちはベジタリアンであるべきだと教えられたから。それから犬や猫を愛しなさいって」。
時に、子どものような身と心を維持するのは簡単なことではありません。しかしマスターの教えは親の指導方針として、子どもたちへの最高の手本になるでしょう。私たちは生活のあらゆる面や子どもの養育も含めて、マスターの指導にとても感謝しています。