センターだより

オースチンセンターを 建設しながら、神の恩恵を体験する

アメリカ・テキサス 阮文宏(英語)

メディテーションホールはマスターの改築後、7年経った今もなお、オースチンセンターの中で最もメディテーションにふさわしい場所である。

1995年7月、マスターと6人の長住弟子が思いがけなくオースチンセンターを訪れ、みなを驚かせました。さらに、マスターはオースチンセンターの開発方針を立ててくれました。7年経った今、我々修行仲間はセンターでさまざまな建設プロジェクトの仕事をしながら、修行の成長を続けています。

マスターの指示してくれた仕事の第一段階は、使えない物やごみの処理と清掃でした。その中には私たちの言い訳、献身精神の不足、怠惰といったごみが含まれています。この建設プロジェクトを通して、マスターは私たちの欠点と言い訳を指摘してくれ、それで私たちは修行を浄化することができたのです。

マスターはセンターの周りの風景がよく見えるように、センターの敷地内にある牛小屋を取り壊したり、木の切り株を取り除いたりしました。後になって、それは私たちの周囲の物理的な環境と同じことに気がつきました。私たちは多くの障害物と共に生活していますが、時間をかけてそれらを取り除こうとしないのです。しばらくすると、そういった障害物は私たちの生活の一部となり、物の見方や判断を邪魔するのです。オースチンセンターにいる時と同様に、誰もがまず自分自身の内面のごみを清掃して、内面の障害物を取り除かなければならないのです。そうすることで、私たちの最終目標に到達するための開けた道が持てるのです。

次の五週間で、マスターは自身の創造力を生かして、壊れた物や建物を役に立つ傑作に改造しました。崩れ落ちた貯蔵庫は美しいあずまやに改造され、長年にわたり、弟子たちに利用されています。今日でも、このあずまやで一晩中メディテーションをしたり、周りの風景や午後の静けさを楽しんだりしている修行仲間の姿をよく見かけます。この改造されたあずまやの中に座っていると、すべての物と存在はみな造物主の本来あるべき特性を持っていて、その本当の素晴らしさと有益であることを見つけるのは自分次第だというマスターの教えが理解できます。

ある時、気軽なおしゃべりの最中に、マスターはいくつか場所を選んで竹を植えるよう指示しました。3、4年後、それが本当に役に立つことがわかりました。竹はオースチンセンターで唯一、自生植物ではないものですが、丈夫に生き生きと生長しています。私たちはこの地区に様々な植物が育つように、他の植物を運んで来て植えたこともありましたが、マスターの手配した竹と同じようにすくすくと生長した植物は一つもありませんでした。竹はオースチンセンターに静けさをもたらしたばかりでなく、近所の人の視線を遮り、プライバシーも提供してくれています。その上、これらの植物はあたり一帯を涼しくする効果があり、荒涼とした砂漠風景に他とは違う木陰と潤いを提供してくれたことに気づきました。すべての衆生と物の中にある有用な特性をはっきり認識するマスターの能力、さらに、これらの性質を生かしてその潜在能力を十分に引き出すマスターの能力に、私たちはただ驚くばかりでした。

それから、マスターはある古い牛小屋を300人の修行仲間を収容できるメディテーションホールに改築しました。その後、私たちはさらに土台に砂利を敷きました。そして、印心を行う時は戸外用のカーペットを広げて、修行仲間たちが快適に座れるようにしました。今では室内のメディテーションホールがありますが、熱心に修行する仲間たちはいまだにこの改造された牛小屋でメディテーションをし、内在の体験を楽しんでいる姿が週末になるとよく見られます。この建物も私たちが印心を行う主要な場所です。

閑静なたくさんのキャンプサイトは、3000人の修行仲間がテントを張るのに十分な広さがある。

マスターはここを離れる前に、私たちに彼女のデザインした三日月パビリオンを完成させるように指示しました。マスターが壁の一部をのこぎりで引いたこの建物は、もともと牛用の水槽でした。私たちがこのプロジェクトを完成させようと勇気を出すまでに数年が経ってしまい、マスターから何度も催促を受けました。結局、この三日月パビリオンの完成には六ヶ月余りかかりました。このプロジェクトが、それまで私たちが引き受けた仕事の中で最も難しい仕事であったということがわかります。夏の暑い陽を避けるため、私たちはしばしば夕方から翌日の朝まで働いたものです。三日月パビリオンは、3000人の修行仲間が宿泊できる、新たに刈り込まれた芝生に面しています。将来、マスターが再訪する時には、ここは主にリクリエーション活動を行う場所となります。三つの三日月がこの建物に埋め込まれましたが、太陽が内部の床面に影を投げかけると、四つ目の三日月が見られます。

マスターは1995年9月にオースチンセンターを離れましたが、私たちが修行を進歩させながら、いまだに学ぶことのできる良い手本をたくさん残してくれました。マスターがこの地区に来てから、もう数年が過ぎました。その間に、多くの修行仲間もセンターに来て、他の仲間たちが楽しめるようたくさんの成果を残しました。センター改造プロジェクトのさまざまな段階における数ある制作物の中で、食事エリアは素晴らしい例でしょう。ある日、数人の修行仲間のグループがここの空間をカラフルにすべきだと決め、みんなが楽しめるよう一枚の大きな霊性あふれる絵を創作しました。それから、私たちは床にタイルを貼ったり、ピクニックテーブルと公園用ベンチで飾ったりして、ダイニングホールをゲストの接待スペースに改修しました。さらに、最近私たちはキッチンを改装して、プロ用の厨房設備を取り付けました。

つい最近のプロジェクトは、年長の仲間たちのために建てた「天国の夢バンガロー」です。これらの小さな建物は昆虫の侵入を防げるばかりか、通気性にも優れています。多くの修行仲間がこれらのバンガローでメディテーションをすると、弟子たちがその仕事に集中しながら示した愛と献身を感じることができるのです。

オースチンセンターで建設プロジェクトの仕事に携われば携わるほど、私たちはマスターをより身近に感じるようになり、マスターとその教理をより理解するのです。マスターが手本として残してくれた仕事をすればするほど、私たちは創造と調和のパワーをよりはっきり理解します。このようなプロジェクトの仕事を見れば見るほど、私たちは内面の強さ、創造力や智慧をはっきり認識し、より強い自信と謙虚さが与えられるのです。

毎週日曜日になると、修行仲間たちはいつも静かに集まって共修をします。その後、彼らはキッチンに残って昼食を食べたり、来訪者と話をしたり、この忙しい世間に戻る前にセンターの特殊な雰囲気を楽しんだりすることができます。オースチンセンターにいると、自分はそこの一員であるということだけでなく、自分自身が自由になると感じます。マスターの恩恵と加護に満ちたこのように神聖な場所があることを、私たちは本当に心から感謝してやみません。ここは、俗世を逃れ、人目を避けた環境の中でリトリートができ、さらに、神からの無限の光と愛を浴びる場所なのです。

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