マスターの講義
自分自身と同じように
ペットを愛しなさい
スプリームマスター
チンハイ アメリカ・フロリダ
2001.6.6(英語)ビデオテープNo.714
みなさんが犬を飼っているなら、少なくとも自分自身を扱うように犬に接しなければなりません。清潔にして、良い食物を与え、愛情を注ぐことです。彼らはただ外見が違っているだけで、家族の一員と同じです。犬を外に連れ出し、草の上を自由に走らせた時はいつも、その「排泄物」の始末をしなければなりません。あるいは、ビニール袋を用意しておき、その中に入れて持ち帰るべきです。そうすれば、汚物が散らばったり、病気が他の人の犬たちにうつったりすることはないでしょう。みなさんの犬が病気であちこちに排泄してまわり、その上を他の犬が踏んだりすると、それを踏んだ犬も病気になります。ですから、犬を散歩に連れて行き、離してやった時は、いつも家に帰ったら体中をきれいにしてやらなければなりません。どういうふうにするかお見せしましょう。
例えば、台所のタオルでも、どんなタオルでも構いません。このタオル(マスターは持っていたタオルを見せながら)は小さすぎますが、ちょっとお見せするだけなのでこれでいいでしょう。キッチンタオルはこれより丈夫です。破れません。そして、犬の体全体をきれいにしてやらなくてはいけません。におったり、臭かったりするからです。全身をくまなくふいて下さい。まず、足をふきます。(マスターは彼女のプードルをふきます)それから足の裏をふきます。四つの足の裏を全部ふき終えたら、排泄部をきれいにふきます。これで家の中に連れて入ることができます。そうすれば、犬が外で付けてきた病原菌やバクテリアは消毒されてしまうからです。私はレモン水を使いますが、他のものでもよいでしょう。
家の中をふくときも、レモン水か酢水を使うとよいでしょう。合成洗剤は使わない方がいいのです。犬は床の上で眠るし、餌を食べる時や餌を落とした時に、床をなめたりするからです。合成洗剤を使ってその残留物が犬の口に入ったりすれば、その犬は死んだり、病気になったりします。そうなると、みなさんは治療に多額のお金や時間をかけなければならなくなり、もしかしたら犬を捨ててしまうかもしれません。
これは、多くの人々が抱えている問題です。彼らは自分の愚かさや、不注意や、愛情のなさのために自分たちの犬をひどい目に合わせるのです。そうして、たくさんの犬が何の罪もないのに動物収容所で命を失います。これは人間の愚かさと過ちです。多くの人間は犬を飼う資格などないのです。時々、私はドライブに出かけますが、フロリダの暑い夏の日、小型トラックを見かけます。人が、そのトラック後部の屋根のない荷台に犬を何匹か放り込みます。支えになるものは何もありません。金属だけです。犬たちはあまりの暑さに走り回り、トラックから転げ落ちることもあります。
もしかすると、犬たちは慣れてしまうのかもしれません。どのくらいすれば慣れるものなのかわかりませんが、たぶん家に着いた時は頭痛がするでしょう。そして、たとえそうであっても、彼らは頭が痛いと訴えることはできません。あのトラックにあんなに長い間乗っていたら、みなさんだってきっと頭が痛くなるでしょう。たとえ頭が長くふさふさした毛で覆われていても。本当にかわいそうな犬たちです。短い毛の犬や、まったく毛のない犬さえいます。こういう光景を見ると、人には犬を飼う資格がないと私は思います。犬は本当に愛らしく、やさしく、忠実です。犬はみなさんのためなら死も厭わないでしょう。危険が迫った時は、いつでもみなさんのために命を投げ出します。主人を守ろうとする彼らの本能が表われて、後悔することもなく、いつでもみなさんのために死ぬでしょう。
もちろん、外で飼われる犬もいます。そういう場合でも、犬にノミがつかないように気をつけなければなりません。予防薬もあり、値段はそれほど高くありません。月に一度、寄生虫とノミよけの薬を与えれば、犬は苦しまずにすみます。一ヶ月に一度です。それだけです。ノミ取りシャンプーなどといったものもありますが、ノミなどを殺すより、予防した方がいいでしょう。殺生したくありません。虫やノミでさえ、殺したくはありません。
ですから、犬を健康で清潔に飼うことで、予防するのです。屋外では草はきれいに見えますが、時には、病原菌や、寄生虫や、寄生虫の卵などがくっついているのです。ですから、犬を家の中に連れて入れば、室内が外と全く同じように汚れてしまいます。みなさんのうち、多くの人が家の中を靴で歩きます。これも犬が病気になる原因です。汚いのは靴ではなくて、外で靴にくっつけてきたものです。そうやって家の中に持ち込むわけです。時には、みなさんの車のタイヤが、外で病気の犬の排泄物や尿をくっつけてくることもあります。そうやって、みなさんが病原菌などを家の中に持ち込んでしまうと、犬が床をなめたり、みなさんの靴をなめたりして病気になるのです。
ですから、みなさんが動物を飼いたいと思ったら、みなさん自身が床の上で眠ったり、床をなめたりできるくらい快適に感じられるまで、徹底的に家の中をきれいにすることです。酢と水を半々にして家中をふきなさい。同量です。それで、どこもかしこも消毒し除臭するのです。そうすれば、犬がそこにおしっこするようなことがあっても、後でにおいをかいだりしないでしょう。というのは、犬は自分のおしっこのにおいがすると、またその場所でするからです。
これはほんの一例です。けれども、みなさんが動物を飼いたいなら、まず、世話の仕方を知っておいた方がいいでしょう。また、どんな動物が自分の性格や生活様式に適しているかということも知っておくべきです。これは、犬や猫が捨てられる理由の一つです。飼い主に合っていないからです。弱って力のない年取った女性が、活発すぎる犬を飼っても扱いきれませんし、訓練方法や扱い方を知らない人が、とってもいたずら好きな犬を飼ったり、犬と遊ぶのが好きでなかったり、犬と遊ぶ時間のない人が、人なつこくて遊びたがりの犬を飼ってもうまくいきません。それで、人々は犬が悪い悪いと犬のせいにして、捨ててしまうのです。
いろいろなタイプの犬や動物がいるので、自分に合うものが見つかるはずです。飼う前に研究して、その犬や猫が自分にとって負担になりすぎないかどうか、そういったことも考える必要があります。それで負担になるようなら、飼うのをやめた方がいいでしょう。自分の気持ちに正直にならなければいけません。そういうことです。それはすべての動物を同等に愛さないということではないのです。ただ、どうやって、また、どの動物を愛するかを知ればよいのです。そうすれば、愛が一転してトラブルになり、自分と動物が共に苦しむことになったりはしません。かつて、みなさんの一人が私の犬を誰かにあげて、その上その犬に逃げられ、行方がわからなくなってしまいました。そのために私は長い間心を痛めました。
ですから、動物を手に入れれば、どうであれ責任が生じるのです。それができないのなら、その動物のために良い家を見つけてやらなければなりません。良い落ち着き先が見つかるまで待つべきです。ペットショップなどに広告を出すのです。その犬にとって良い家族が見つかるでしょう。そうしたら、無料であげなさい。売ってはいけません。犬を友達とか、贈り物としてあげるのです。みなさんの犬を好きになる人はきっといます。広告で、犬の性格や好き嫌いなどを説明すればよいのです。そのタイプの犬にぴったりの人がいるはずです。その人たちがすぐに犬を連れて行ってくれるでしょう。
収容所に連れて行ってはいけません。その日のうちに殺されてしまいます。そうなることもあるのです。必ずしもその日のうちではないかもしれませんが、せいぜい一日から一週間の間です。長くても二週間です。そこで生き永らえることはないでしょう。みなさんがそれを願うなら仕方ありませんが、必ず知っておいてください。みなさんの動物たちが、収容所ではたった一日位の短い時間で殺されてしまうことを、きちんとわかっていてほしいのです。けれども、ある保護施設では「殺す」ことはありません。そういう所に連れて行くこともできます。そして、その動物の性格などすべてを説明するのです。そうすれば、後でその施設の人が、そういう性格の動物を飼うことが好きな人々に引き合わせてくれます。
常に解決方法はあるのです。飼っている動物を捨ててはいけません。彼らは私たちと同じように生きているのです。動物の眼をのぞき込んで見れば、「動物と私たちは同等だ。動物と私たちは同じだ」ということを実感するでしょう。その体が震えるような感覚は、あなたが夢にも思わなかった開悟をもたらします。動物はみなさんを教えることができると言いましたが、花も樹も教えられます。すべてのものがそうです。ごらんなさい、何てお行儀がいいんでしょう。(マスターはひざの上で眠っているプードルを指す)
どうしてこのような犬を捨てられますか。本当になんてかわいいのでしょう。
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