観音使者見聞録
修行者の平穏な振動力
文:観音使者
2002年7月18日、チリのサンディアゴセンターの連絡係は私を誘い、一緒に地元の刑務所に勤務している女性カウンセラーを訪問しました。彼女は出産したばかりのため、産休で在宅していました。このカウンセラーはビルの10階に住んでおり、私たちがエレベーターを降りた途端に赤ん坊の大きな泣き声が途切れ途切れに聞こえてきました。住所をたよりに一番端の一軒を見付け、その泣き声がこのカウンセラーの娘のものであることが分かりました。泣き声が大きいので、何軒も先の家まで響き渡っていたのです。
私たちがまず彼女に挨拶をすると、赤ん坊は私たちを見るやいなやすぐに泣き止みました。さらに、私にとてもにこやかに微笑みました。赤ん坊のこの大きな変化に、母親の彼女はこう言いました。「本当に不思議ですね」。赤ん坊はどの位の時間泣き続けていたのでしょう。母親がどうあやしても、お乳を与えてもずっと泣き止まなかったのが、私たちを見た途端に、思いがけず、まるで小さな天使のように微笑み、二つの瞳は私を見つめていました。
私たちは腰を下ろして時候の挨拶を終えると、とりあえず子供のことに話題を転じました。この時、連絡係は子供を引き寄せて胸元に抱きました。引き続き、私たちの話題は刑務所内で真理を広める話に移りました。数年前、かつて一人の観音使者が地元刑務所の一つを訪問して、卓球台と椅子、そしてその他多くの品物を贈呈したことがあり、当時も収監者にマスターの教理を紹介しました。私たちがこのカウンセラーを訪問した目的は、この有意義な仕事をいかに継続していくかという相談をするためでした。
初めのうちは、赤ん坊はおとなしく連絡係の胸元で座っていましたが、しばらくするとまた泣き出しました。私は赤ん坊が座り飽きたのかもしれないと思い、引き取って抱きました。赤ん坊は少し疲れているように見えました。それで、私の肩に寄りかからせて眠るようにあやすと、あっという間に気持ちよさそうに眠りました。母親はこれを見て、また「まさに奇跡だわ!」と言いました。彼女は私たちに、いつも娘はなかなか寝付かないのに、思いがけず私に抱かれてこんなにもすぐに眠ってしまったからだと説明しました。
彼女は私の雰囲気がとても平穏であると言いました。私は心の中で、私の体にはたぶん眠りの雰囲気があるのだろうと思いました。なぜなら、私自身よく眠る人間だからです。ZZZZ・・・。
小さな赤ん坊はしばらく眠った後にやっと目覚め、静かに私の膝の上に座って私たちの話を聞いていました。この機会に、私は彼女に菜食とメディテーションを学ぶことを勧め、メディテーションは親子にとって利益があるだけでなく、彼女の仕事にも大きな助けとなることを話しました。彼女は話を聞いて大変興味をもった様子でした。娘を通して、修行者の磁場は確かに違うことをすでに体験したからです。