智慧の真珠
修行を通して青少年を導く
スプリームマスター チンハイ パナマ 1991.1.27(英語) ビデオテープ 145
私たちが少し成長して青少年期にさしかかると、常にさまざまな種類のプレッシャーにさらされるようになります。学校の勉強のこと、級友との競争、異性や同性の友達、あるいは、家族からもプレッシャーを受けます。
そして、時には、両親のプレッシャーを共有することもあります。兄弟姉妹が悩んでいれば、それも共有するのです。たとえ彼らが私たちに言わなくても、ほんの少ししか話さなくても、たぶん私たちは家族の経済的状況や、両親の夫婦の問題などにも気づくのです。こういうことすべてが、私たちの魂にさらにプレッシャーを与えます。このように、子供たちは時々息苦しさを感じることがあるのです。
それで、子供たちは薬に走ったり、麻薬に手を出したり、自殺をしてしまうかもしれないのです。あるいは、家出をしたり、あらゆる悪い仲間と付き合ったりするかもしれません。それはただそのプレッシャーから逃れるためなのです。そういうものが、彼らが失ってしまって、見つけることのできない幸福に代わるものだと思ってしまうのです。
子供にかかるプレッシャーというのは、時には、大人のものより非常に強烈なこともあると思います。というのは、大人になると、私たちはこういう問題を受け入れられるように、いろいろな経験を経て、多少なりとも訓練され、十分に強くなっているからです。けれども、子供たちは比較的繊細で、無垢で、無力なので、どちらの方向へ行ったらいいかわからないし、どのように自分を表現していいのかもわからないのです。彼らは恐がっています。臆病で、内気です。ですから、私は子供でいるということや、若者でいるということが、小説で描かれているほど、実に素晴らしいものだとは思えないのです。
ですから、子供たちが何か悪いことをした時、それは完全に彼らの過ちというわけではないのです。状況や、社会のプレッシャーや、環境や、家族の背景といった多くの要素が入り混じっているのです。ですから、良い両親や家族がいて、家族の中にいて幸福で愛されていると感じられる子供たちは運がいいのです。私は若い頃、それほどそう感じたことはありませんでした。けれども、両親と一緒に真理の道を修行している子供たちは、かなり幸運であることは間違いありません。彼らには頼るべき内面の慰めがあるからです。そして、この世界のプレッシャーの中で成長し、生き抜いていくのに必要な強さと智慧をたくさん与えてくれるからです。
時には、両親や家族だけでは、私たちが人生を切り抜けていくための心理的な要求を満足させたり、内面の強さを与えたりできないこともあります。というのは、両親に話せないようなこともたくさんあるからです。両親には両親の問題やプレッシャーがあります。たとえ両親が子供たちをもっと愛し、プレッシャーをもっと共有してあげたいと思っても、人間の力では完全にそうすることはできないのです。
ですから、私はすべての子供たちが観音法門を学び、菜食をするべきだと思っています。彼らに問題があれば、私に話すことができます。それは、悪い友達のところに行って話すよりいいからです。私は彼らの父や母、友人や恋人、教師や何にでもなれます。それは、彼らが青少年期を乗り切る助けとなるでしょう。やがて成長した時には、彼らは自分で何でもできるようになるのです。