マスターと弟子
一体になる喜び
フランス・パリにおいて彭同修

ラノでフェアリー・クローズ(天衣)ファッションショーを準備している間、マスターはいつも快活に笑っていらっしゃいました。非常に一生懸命働き、その上印心を伝授したあとで、肉体的にも大変疲れていたにもかかわらず。広く、暖かい心を持ったミラノの人々と、ミラノにやって来た同修の調和のとれた前向きの姿勢がマスターをとてもリラックスさせ、心地よく喜ばせたのでした。「マスターはいつも私たちと一緒にいる。マスターはすべてを感じてしまいます。私たちはいつも思考と気持ちをリラックスさせ、気楽に、前向きにしておかなければなりません」これは私がミラノのフェアリー・クローズ(天衣)ファッションショーの仕事のチームにいたとき、同修が私に与えてくれたアドバイスでした。

ミラノで働いていた一週間、私は自分の行動と思考を細かすぎるくらい反省しました。実際、私の仕事は平凡なものでした。それはパリセンターから来た二人の同修と一緒にチームの食事の準備をすることでした。キッチンのコンロや調理器具が不十分な上に、食事をする人数が毎日増えていくという状態でした。昼も夜も忙しく食事の準備をしている私たちを見て、誰もが私たちの仕事はとてもきついものだと感じました。でも、私たちは全く疲れを感じませんでした。私たちは空腹を感じることさえなく、食べることを忘れてしまったこともありました。私たち皆が感じたことは、私たちの心が喜びで満ちあふれているということでした。

何故、私たちはそれほど幸せだったのでしょう。私が考えるには私たち三人はマスターのために仕事をするのだという、誠実な意思を持っていたからです。私たちは仕事に全神経を集中させ、他のことは何も考えませんでした。私たちはマスターがミラノにいらっしゃったのかとか、どこに滞在していらっしゃるのかとか、或いはいつマスターに会えるのかということさえ考えませんでした。毎日食事の準備をし、後片付けをしながら、私たちはひとつに溶け込まれるように思われました。考えに何の妨げもなく、マスターの加護が私たちの内面へと滑らかに作用し、一日中幸せな気持ちにしてくださったのです。私たちの思考に雑念がないとき、私たちは自分の直観に自然に従って行動するし、そして自分自身のためにも、周囲のためにも、そしてマスターのためにも自然で、調和のとれた、肯定的な雰囲気を一定して創り出すことが出来るのです。

一体になる喜び