スポット・ライト
天国の蓮の花
Supreme Master Ching Hai フォルモサ 西湖道場にて 1996年2月11日(原語は中国語)

たちはいずれにしても美しいのです。もし私たちが自信を持っているならば、私たちは美しいのです。私は若い頃、自分がけっしてきれいだと思ったことはありません。今でも自分がきれいだと感じてはいません。私はときどき鏡の中をのぞきこんで、自分の目があまりにも小さすぎると思い、(皆笑う)そして私の鼻はあまりにも短いと思ってしまうのです。他の人を観察していると、私はこんなふうに思います。「うん、私が彼女の鼻を持っていたとしたら、なんて素敵なんだろう。彼女の肌とか、彼女の目とか」と。私は毎日自分を他の人と比べています。その結果、私は自分がきれいではないと思うのです。実際そんなことはあまり気を使わなくてもよいのです。私たちはすべてこれでいいのです。

昔お金がなくて靴が買えない一人の男がいました。それでとてもイライラしていました。ある日彼が外出したとき、とても楽しそうな男の人を見ました。彼は楽しそうに人々と語り、そして踊ったり歌ったりさえしているのです。よく見ると、この男の人には足がないということに気がつきました。二本の足をなくしていて、それで彼はどんな靴も買う必要がなかったのです。(マスター笑う)たぶん彼はそういうことで幸せだったのかもしれません。その日以来、その男はもう、靴を買うお金がないことでイライラすることはありませんでした。

実際すべての人にとって皆同じになるということは必要ありません。バラの花は美しいけれど、もし世界中にバラだけしか咲いていないとしたら、皆さんはどう思いますか? とても退屈ではありませんか?(答、はい) ですからある人々はバラが好きではないのです。皆さん全員がバラが好きで、バラは一番だと言いますけれども、私は好きではありません。私はただ、菊が好きだという程度にバラも好きなだけです。私はときどき「日日草」と呼ばれている小さな花が好きだと思うことがあります。それはあまり手入れが必要ではないからです。(マスターと皆笑う)その花は毎日咲きます。雨の日でも咲きます。冬の寒い日でも、寒冷前線が発達しているときでも咲くのです。また夏でも秋でも咲きます。皆さんはそれにいくらかの水を、歌でも歌っているついでにあげればいいのです。そうすればその花は育つのですから。たとえ皆さんが水をやらなくても、ほんの少しばかりの雨で育つことができるのです。私は私たちが皆この「日日草」のようであれたならと思います。私たちはバラになる必要はありません。それらはあまりにも面倒で、デリケートすぎるのです。バラの花は、年に一回か二回し か咲きません。そしてたくさんの棘をつけています。奇妙ですね!(マスターと皆笑う)ただほんのちょっときれいなばかりに、とても横柄になってしまっているのです。もし皆さんがその棘に触れたなら、血を流してしまうのです。どうしてこんなふうでなければならないのでしょうか? すべての人がバラが好きというわけではないのです。それらは美しいかもしれませんが、けれども人々は好きではないかもしれないのです。

私は蓮の花が好きです。それは淋しく汚い場所に育ちます。しかしとても香りが豊かで、きれいです。花が開く時、花の中の蜜はまるで鏡のようにきれいです。とても純粋で、透明で、そして美しいのです。どんな蜂も、やって来てそれを刺したりはしません。どんな蝿も近寄ったりはしません。とてもきれいなのです。私は蓮の花がずっと昔に、非常に高いレベルから降りてきたのだと聞いたことがあります。ある人が天上からそれを盗み、そしてここに植えたのです。そういうわけで蓮の花は今とても醜いのです。(マスターと皆笑う)

天上の蓮の花は、もっときれいです。あるものは大きく、あるものは小さく、それらはまるで透明な翡翠のようです。とても美しいのです。皆さんが足をその上にのせると、すぐに飛び立ちます。皆さんが行きたいと思えばいつでも、ただちょっと思うだけで、あなたをそこに連れて行きます。皆さんはその蓮の花に指示をだす必要はないのです。「さあ! 運転手さん」(マスターと皆笑う)皆さんはそれに向かって「私はタイペイに行きたいの」などと言う必要はありません。ただそれに足をかければいいのです。そうすればその蓮の花には、あなたが阿弥陀仏を訪ねたいのか、あるいは観音菩薩を訪ねたいのか分かるのです。それはあなたが行きたいと思う所どこへでも連れて行きます。レベルの高い世界においては、雲も同じような働きをします。それに乗りさえすれば、すぐにそれはあなたを連れて行きます。あなたが止まりたいと思えば、ただ考えるだけで、あるいはあなたが考える前ですら、それはそのことを察知し、瞬時に止まります。地上の私たちのタクシーのような、どんなイライラする交通渋滞もないのです! 高いレベルの世界では、一つの雲が他の雲に衝突することさえ起こりません 。いかなる交通ルールも必要ないのです。雲や蓮の花は、ただ自由に飛び回るだけです。とても快適です。

もっと修行しなさい。そうすれば皆さんは、蓮の花や雲に乗ることができます。もし皆さんのカルマがあまりに重ければ落ちてしまうでしょう。このことを私は警告しておかなければなりませんね。(マスターと皆笑う)それは誰がカルマのことで重いのか知っています。皆さんがどこに行きたくて、どこに止まりたいのかも知っているのですが、それはまた、誰がそれに乗る資格があるかということも知っているのです。これらの雲や蓮の花は、物質的なものではありません。ですからもし私たちが内面に、まだたくさんの物質的な面を持っているとしたら、私たちはそれらの本質にふさわしくなくなります。そして私たちがそれに乗ろうとしたならば、私たちは落ちてしまうのです。(拍手と笑い)

天国の蓮の花