Supreme シネマ
「Always」
The Supreme Master Ching Hai 日本における中国語の映画解説 1993年10月18日

なさんは「Always」という映画を見たことがありますか?その映画では、飛行を愛する一人のパイロットが描かれています。森林大火災の中で、逃げ場を失った同僚たちを救助するのが、彼の仕事です。消防団は火事を消すのに、木を切りたおし道を作らなければならないこともあります。火の勢いが広がるのを食い止めるためです。そして火が別の山に回らないようにします。けれども風向きが変わると、彼らの状況はとても危険にさらされるのです。彼らが救助を求めると、そのとき近くにいるパイロットたちがすぐに飛んで来て、土や砂で彼らのために一本の道を開け、死から逃れさせてくれるのです。そのパイロットは、彼の同僚を助けるために死にました。というのは、彼の同僚も彼と一緒に消防団の救助に向かいましたが、結局同僚の飛行機に火がついてしまいました。パイロットはそれを救おうとしましたが、自分の飛行機にも火がつき、そして死んでしまいました。彼が死んだとき、彼を導くために一人の天使がやって来ました。天使は彼に「あなたが以前飛行していたとき、ある人があなたを導いていたのです。それであなたはそんなにも勇気があり、たくさんの災難を克服すること ができたのです。今度はあなたの番です。この任務を継続し、新しいパイロットたちを教え導かなければいけません」と、言いました。

これは単なる映画に過ぎませんが、まったくの作り話というわけではありません。私たちはよく、普通の人や行いの良い人、わずかですが特別な人には、身を守る天使や守護神がついていると、ふだんから耳にすることがあるでしょう。それは「ガーディアン・エンジェル」と呼ばれる、必ず人々を保護してくれる天使のことです。仏教教典の中でも、五戒を守る人には五人の守護天使がつくでしょう、と言われています。

どの戒律にもそれぞれにみな一人づつ、守護天使がいます。あなたが一つの戒律を守れば、すぐに一人の天使があなたを保護します。二つ守れば二人の天使がつき、五つ守れば五人の天使があなたを保護します。ですからあなたの生活はより順調になり、何をしても比較的障害が少なくなり、そしてより楽しくリラックスし、災難が少なく病気も少なくなるのです。ですからこの映画はまったく根拠がないというわけではありません。

パイロットは死後、その新しいパイロットを保護し続けました。彼はどのようにしたのでしょうか?ずっと彼のそばにいたのです!そのパイロットは、彼の存在さえ気づきません。けれども、彼はテレパシーを使って、だんだんコミュニケーションがとれるように努力しました。そして新しいパイロットも、彼のメッセージを受け取るようになり、仕事もだんだん上達してきました。

同様に私たち修行者も、多くの人々とコミュニケーションできます。たとえみなさんがまだ「万物同一体」の域まで達していなくても、人からの信号を受け取ることがあります。たとえば、誰かがあなたを好きだったり、あなたに会いたいと思うとき、あなたは他の場所にいても、メッセージを受け取ったような気がします。頭脳は気づいていないのですが、とても急いで彼を訪ねたりするでしょう。後になって、彼が確かにあなたに会いたがっていたり、何か急ぎの用件をあなたに話したいと願っていたことがわかります。たとえば、こんなふうです。私たちの親戚や友人や同修が、私たちに会いたいけれど見つからないことがあります。そんなとき私たちは家にいても落ち着かない感じがして、その人に電話をかけて訪ねてみたくなります。

こんな状況を経験したことはありませんか?(はいと答える)それは些細なことのようですが、偶然ではありません。

みなさんは毎日自己反省し、自分をよく観察すれば、どんな所が進歩したのかすぐにわかります。瞑想するとき、ただ何らかの境涯を見た、という体験にとらわれてはいけません。私たちは、各方面においてすべてを成長させなければなりません。そうしてこそ完璧な人になれるのです。つまり、どの方面もすべてよくすべきなのです。もし、あなたが境涯を見るという体験だけにとらわれるなら、それはただ目が成長しているだけです(マスターと聴衆笑う)。すると私たちの知恵眼はだんだんと大きくなって、こぶのようにつき出てしまいます(マスターと聴衆笑う)。ですから、私たちは耳も発達させるべきですし、感覚、第六感、知恵、聡明さ、愛の心もすべて発達させるべきです。それでこそ私たちはバランスがとれるのです。

「Always」