
2006年5月ホームレスへの入浴支援
マスターの誕生日の愛の活動

マスターがあるとき、「私の誕生日やチンハイデイをお祝いしてくれるなら、その代わりに困っている人に助けの手を伸べてください」とおっしゃったことがありました。
群馬センターの同修はその言葉を忘れることなく、それ以降ずっと、マスターのお誕生日と年2回のチンハイデイには、貧困地や被災地に寄付をするなど、そのときの必要に応じてチャリティ活動を続けてきました。
今年のマスターのお誕生日には、ホームレスの人たちに、公共浴場を貸切ってお風呂に入ってもらいました。 日本人にとっては、大きなお風呂で、首まで温かいお湯につかるお風呂は何よりの幸せなのです。私たちは、お風呂のサービスに加え、新しい下着をプレゼントし、その他の衣類、靴、薬、かばんなど、要望に合わせてプレゼントしました。更に、プロの美容師による散髪のサービスをつけ、菜食の弁当と味噌汁をふるまいました。遠いところにいるホームレスの人には送迎もしました。今回、弁当には、「もうひとつの生き方」のべジチラシを入れ、拡大版を休憩所に張りました。
久々にお風呂に入り、ぴかぴかになった笑顔で、ホームレスの人たちは散髪の順番を待つ間、冷たい飲み物を飲んだり、お弁当を食べたり、チラシを読んだり、同修と楽しく談話を楽しんだりしていました。
お風呂も久しぶり、味噌汁も久しぶり、白いご飯も久しぶり。子供のように大きな口をあけてパクパク食べている姿はとても純真で、同修はこみ上げる涙をそっと拭きながら、心からマスターに感謝をしました。
あるホームレスの人は、「お風呂にも入ったし、髪も切ってもらえたので、これで就職の面接が受けられるね」と言っていました。またある人は、「今日は何の日だ?何の記念日だ?こんなにいいことがあって?」と言いました。「本当に久しぶりで嬉しくて、1時間も入っていました」と言った女性もいました。ある老人は、「こんなにいい人たちがいて、感動してご飯が食べられないんです。神様はいるね、本当にいるね」と言って涙を拭きました。
菜食の弁当は、皆が本当においしいと言ってくれました。お代わりを求める人、持ち帰る分を求める人、友達の分を欲しいと言う人。本当に大好評でした。
浴場の貸切に協力してくれた会社には併設の他の会社があり、そこの従業員も仕事を終えて戻ると、おいしいと言って、次から次へとお弁当を貰いに来ました。
通りすがりの人まで覗いて、「何を売っているの?いくら?中身は何?」と冗談ぽく聞いて仲間に加わりました。「愛を売っています。ただと言う値段です。中身は愛です」と同修がまた軽妙な冗談で切り返し、笑いが起こりました。静かに喜びに浸る人がいたり、身の上相談をしたり、情報交換をしたり、全てを忘れてずっと笑い話をしている人がいたりと、公共浴場の駐車場にしつらえたテントは、ホームレスの人たちが心を開いて思う存分幸せを味わえる小さな楽園と化しました。
マスターの愛に浴して、きれいになったホームレスの人たちは、生まれ変わって表情も明るくなり、目に輝きを取り戻しました。なんとその中の二人の人がこの日の夕方に就職口を見つけました。そしてその後、もう一人が仕事口を見つけました。長い間、生きる目的もなく生きてきた彼らには、これは本当に奇跡でした。