2000年愛の大海 講演ツアー

智慧と集中

    
                          
スプリームマスター チンハイ 日本講演
東京・五反田 ゆうぽうと  2000年5月7日

   みなさんいかがですか。楽にしていますか。
    それでは、今宵の講演の前に数分間の黙祷をしたいと思います。日本の平和と繁栄のために、また世界の平和と繁栄のために、どうぞみなさん、目を閉じて心よりお祈りください。そしてまた、世界の人たちが悟りを開き、永遠に幸せになるように祈ってください。みなさんの額の真ん中にある第三の眼に集中していただければ、神の光が見えます。ありがとうございました。    

  人間の身体の中には、人間が偉大だということを知らしめる何かが存在しています。私たちが自分の中にそれを見つけることができた時、何かが自分たちは神、仏陀から来たものだということを知らせるのです。私たちの何人かはその一部分を見つけました。また、全部見つけた人たちもいます。仏陀はそれを完全に見つけ、イエスも完全に見つけました。またマホメット、クリシュナといった他のマスターたちも完全に見つけることができました。そして、完全な形で知ることができた時、彼らは仏陀となり、完全な悟りに達しました。彼らは神と一つになり、自分たちがどこから来たのか、そしてこの物質的な体、肉体を去った後どこへ行くのかも知っています。そして、こういう人々は私たちの中に仏陀の品性が宿っていること、また神性もこの肉体という神殿の中に宿っていることを示してくれました。もし、これらの素晴らしい品性、根源の一部分でも自分たちの中にあることがはっきりわかりさえすれば、私たちはより賢く、より知性に富み、より幸せになり、より平和で愛に満ちた存在になれます。

  世界の何人かの人々は、自分たちがこのような偉大さを持っていることに気が付いています。ですから、気が付いていない普通の人よりも、さらに偉大な存在になりました。けれども、誰もが自分自身の中にこの偉大さを持っているのです。そして、そのような偉大さは、誰もが知りたいと思えば知ることができ、使いたいと思えば使うことができるのです。この偉大さ、その存在の元の本質を探し出すためには、ただ正しい所に、正しい方法で集中をすればよいのです。ありがとうございます。

  そして、この世の中のすべてにおいて、物質的な世界でさえ成功したいと思うのであれば、集中をしなくてはなりません。日本人はこのことを最もよく知っているのはないかと思います。多くの日本の会社は社員をお寺に派遣し、座禅の修行をさせます。こうすることによって、会社もより効率的に社員を働かせることができるのです。そして、日本は唯一とは言わないまでも、世界の中でもごく少数の、この内なる集中という力を十分に認識している国、民族だと思います。だからこそ、日本人と日本は多くの面で大きな成功を収めているものと思います。けれども、幸せになるために、そしてもっと心の平穏を得るために、そして永続的な幸せを身につけるためには、より高い境涯へと行くための集中が絶対に必要です。そして、この人生におけるより高貴な目的を見出すためにも、そして、より高貴なこの宇宙の智慧へとつながっていくためにも、それが必要です。こうして、私たちはより完全な一つの存在になっていくのです。これは単にこの世、現世で、例えば会社の役員になるというような大きな成功を収めるということのみならず、こういう境涯に達成できれば聖人、また仏陀となり、この世界、宇宙に大きな祝福をもたらすことができるのです。ただほんの少し集中をするだけで、人はこの世ですでに大きな成功を収めます。ですから、もっと深く集中をし、しかも正しい方法で集中すれば、私たちは天国においても成功を収めることができるでしょう。私たちが望めば、天国や仏陀の世界にも行くことができ、さらにこちらの世界に戻ってきて、それぞれの責任を全うできるのです。

  とかく私たちはこういうより知的で、より大きな成功を収めた人たちを見ると、非常に羨望の気持ちを持ってしまいがちです。もしかしたら、こういう人たちは内在の智慧を活用しているのかもしれません。だからこそ、こういう人たちはより知的で、感覚もよりシャープで、そして内在の智慧を十分に使っていない私たち普通の者よりも、より早く問題解決ができるのかもしれません。だからこそ、仏陀も私たちに対し「まず内なる仏性、内なる智慧を求めなさい」とおっしゃったのです。そして、聖書の中でも「まず求めるべきは神の王国であり、そしてその他のものは自然にそれについてくる」と述べられているのです。私たちはいつでも神の国や、仏性を探し出せるのです。ですから、いろいろなマスターが偉大になり、また私たち一人ひとりの中にももともとそういう性質があるので、誰もが偉大になれるのです。

  私はここに来て、みなさんが今いかに偉大であるか、いかに偉大でありうるか、また実際、いかにみなさんがもともと偉大であったかということを思い出して欲しいと思っています。日本はすでに科学、技術面では成功していますが、より賢明で、より愛に溢れて、より同情にも溢れ、そして地球のことも天国のこともより知っている存在になることで、さらに偉大になれると思います。もし、私たちが宝を持っていてもそれを使わないのなら、それは残念なことです。たとえ、銀行にたくさんのお金が入っていても、そのお金を忘れてしまえば、それは無駄なことです。私はただ、みなさんの中にはもうすでに宝があることを示すだけで、私が与えるのではありません。ですから、私はみなさんからお金を取ったりはしません。ただ、すでにみなさんの中にあるものを、どうやったらご自分で発見できるか、そのやり方をお知らせしようとしているのです。

  今、もうすでに、どうやったら自分の中にある神の国を見つけるかということをほんの少し伝えました。ただ目を閉じて集中します。その意識の集中する先は額の真ん中で、その意識の集中が起こった時に、何かがみなさんの方に向かって来ます。その向かって来るものの真ん中に意識を集中します。外から何かが来るのではありません、中から来るのです。ありがとうございます。そして、神の国というのは、今ここでもうすでにみなさんと一緒に楽しむことができます。光、声、仏性といったものを見ることもできます。そして、もしみなさんがそのように望むのなら、それはみなさんと毎日一緒にあり、そういうふうにすればここでの時間をより有効に使えると言えます。もし、そういうようなことをするのに慣れていなくて、恐れとか、不確かだという気持ちになったとき、自分の内の中をまだ見慣れていないというときには、私に助けを求めてください。どうするかというと、心の中で静かに呼びかけてくだされば、それでもう十分です。そうすれば、毎日毎日もっとよい感じがして、リラックスし、幸せになります。もちろん、仏陀やイエスにも声をかけてもいいのですが、彼らが遠すぎるというのであれば、私の方が少し近いところにいます。ですが、これは一例です。もっと細かいことを、もっと深くまで知りたいのであれば、私たちにそう知らせてください。つまり、外に出た時に名前を登録すれば、私たちがより詳しくお教えします。そうすれば、あなたは一人で毎日実践できます。私たちを必要とすることはありません。

  もし、これでもまだご質問がありましたら、どうぞお知らせください。そこにいる私たちのスタッフに知らせてくだされば、それを集め、こちらでその質問を読みます。お手元に紙が一枚入っているのではないでしょうか。もうすでに質問が来ていますか。


Q&A(質疑応答)                               M:マスターの答え
    
Q:痛いところを取り除くメディテーションの方法、すなわち健康になる方法があれば教えてください。
M:より健康にですか。(笑い)この法門はすべてのことに役立ちます。というのは、みなさんが自らを知り、内在しているパワーを自ら知ると、それはみなさんを癒すことになるからです。もちろん、どれだけ集中できるか、その度合いによっても、またその修行をどれだけ真摯に誠意を持ってやるかによっても違ってきます。この法門は天国に行くということだけに役立つわけではなく、すべてのことによいのです。菜食もまた健康を増進して、もっと健康になる手助けをします。

Q:人間が神の子であるというなら、どのような使命を持ってこの世に生を受けたのですか。命が終わる時、どこへ帰るのですか。
M:私たちはここへ神を知るためにやってきたのです。自分自身を見るために鏡が必要なのと全く同じです。つまり、真我を知るために、自分を映し出すこの幻想の世界というものが必要なのです。私たちは天国から、神から来たのです。そして、そこへ帰るのです。

Q:マスター チンハイは第三の目が開いて、未来、過去が見えるのでしょうか。
M:はい。(拍手) 私たちの修行仲間の多くも、第三の目が開いています。もしあなたが私たちの仲間に加わりたいのでしたら、あなたの第三の目もすぐに開くでしょう。未来や過去を見たりすることは、あなたが持っている能力のほんの少しの小さな部分にすぎません。その一つの時に起こることをどのようなやり方で見たいと思うかによりますが、悟りを開くと、私たちは気に入ったものや、気に入らないものを選び出せます。見たいと思うすべての映像を選び出せるのです。未来も、過去もありません。けれども、この物質的な世界には時間というメカニズムがあり、それがあるために一時に一つの側面しか見られないようになっています。これが、この世界が私たちを騙している理由です。いわゆる非常に大きな幻想の一種であり、本当の真実のものを見るということを私たちは忘れてしまっています。このような真実の世界を再び探す努力こそが目的なのです。(拍手)

Q:人間には第三の目はもともとあったのですか。退化しているということは知っていますが、これを開化させ、自分自身で開けることができるのですか。
M:はい、できます。ただ、その方法を知る必要があります。もちろん、自分で第三の目を開くことはできます。けれども、同様にそれなりの副作用もあります。ですから、情報を得る必要があります。そうすれば、そのあまり心地よくない副作用を回避できるのです。自分たちをどう守るのか、どうやって見たものを選び出すか、何が本物であるか知る必要があります。そのお手伝いをするために、私たちはここにいるのです。第三の目は、あなたにも開けられます。それをお見せしましょう。ありがとう。(マスター、日本語で言う)(拍手)

Q:印心は完全に菜食でないと受けられないのですか。印心を受けた後、菜食をやめるとどうなるのですか。悟りを開くためには印心を受ける必要があるのですか。
M:菜食をやめるとどうなるかというと、再び肉を食べてしまうということになります。印心が必要かということですが、もし自分でその方法を知り、どのようにすれば自分を守れるか知ってさえいれば、印心は必要ありません。つまり、異なった境涯に行く方法を自分で知っていればいいのですが、もしそれがわからなければ印心は必要です。印心とは、私たちはそれを伝授するお手伝いをすることです。天国と地上界のことをすべてみなさんに示すだけです。そうすれば、みなさんはそれを一人で行うことができるのです。

Q:他の宗教などとはどこが違うのですか。
M:私はどこに違いがあるのかよくわかりません。天国やみなさん自身の中にある仏性を見せられるものであれば、どのようなものであれ、それは同じだと思います。もし、他の宗教が神を見せられず、仏陀を見せられないなら、それは同じではありません。同じところは神と話せる点で、違いは神を見せられる点です。
例えば、日本に二つの会社があったとして、トヨタの車について宣伝をしているとします。私たちの違いは、宣伝するだけではなく、実際にトヨタの車をみなさんに差し上げられるという点です。つまり、車そのものが欲しいのか、車の話だけでいいのかということです。これが違いです。

Q:方便法や印心を受けた後、同時に、例えばサイババに承認された超越瞑想や伝導瞑想など他の瞑想を行うことは可能でしょうか。
M:もうすでに言いましたが、もしあなたが知っている人で、その人を通して内在の神を知り、一度でも内在の神を見ることができ、また完全な幸福を感じ取れるなら、他の方法は全く必要ありません。けれども、もし他の方法では満足を感じず、幸福感がないのなら、私たちの方法が必要になります。ただ一つです。そこに集中しなければなりません。

Q:一カ月に10日間菜食する方便法を学んでも、第三の目が開く可能性はありますか。
M:はい。可能です。けれども、印心のように完璧なものではないかもしれません。10日間というのは、これは提案のようなものですが、自分の魂や健康をもっとよくしたいのならもっと必要です。これはパートの仕事と完全に就業している仕事との違いに似ています。つまり、100%就業していると報酬も100%もらえますが、パートの仕事だと、それなりのものしか入ってこないのと同じです。

Q:パンフレットに「内在する音によって救われる」とありましたが、具体的にはどういうことですか。
M:この意味は、自分の中にある神の国を探し出すということです。もちろん、いったん真の自分の本質を発見し、それが神と一つであることを知れば、あなたは解放されるのです。というのも、真我を探し出すことができれば、今までの偽りの自分から解放され、自由になるのです。今まではこの肉体、この物質的な世界にあるものが自分だと思い込んでいたわけです。けれども、いったん真の自分を知れば、もちろん真理を知り、解放されるのです。

Q:非常に強いエネルギーを感じます。このようなエネルギーは普通の人、凡夫が身につけることができるのですか。
M:どこから、その強いエネルギーを感じるのですか。ここから、私からですか。誰の質問ですか。ここの場所からですか。私からですか。私からですね。
誰も普通の人、凡夫ではありません。誰もがこのような力を発達させられます。誰もがこのような高揚した感じを持つことができます。みな同じです。私だけがこういうエネルギーを発するのではなく、あなたも発することができます。それはあなたの周りの人や遠いところにいる人、あなたの近くにいるこの惑星の上の誰でもが、そして敏感で精神的にいくらかレベルが上がった人であれば、それを感じられるのです。今感じているエネルギーというのは仏性です。私たちの中にある神です。私たちが自分たちの中にある力を解き放ち、再び目覚めさせることができれば、このようなエネルギーを持つことができます。そのようになれば、自分たちのエネルギーで世界中に恩恵をもたらすことができるのです。

Q:病気だったら、メディテーションや精神修行をすれば治りますか。悩みや困ったことがあれば、マスター Ching Haiの名を呼べば、全部解決できますか。
M:トラブルは必ずしもすべて消えていくわけではありませんが、どのように対処すればいいかがわかります。失礼。それは事によります。時にはトラブル自体が解消する場合もあります。けれども、トラブルというのは、みなさんが自分の中にある力、エネルギーに集中することができれば、それで道が開け、慰めや癒しが得られ、あなたの問題はすべて解決します。

Q:神の一人子、イエスは地上で使命を果たしたのでしょうか。自分はまた来ると言いましたが、今来ているのでしょうか。
M:イエスは確かにここにいます。見えないだけです。私たちの法門を使ってメディテーションすれば、イエスを見て話もできます。そして、この物質的な世界をすでに離れた誰とでも話すことができ、合うことができ、そしてより高い境涯の智慧を学ぶことができます。このより高い境涯とどのように触れるのかを、私はみなさんに見せるだけのことです。というのも、イエスの持っているバイブレーションは、私たちが持っているものとは違うので、私たちのバイブレーションを調整しなければならないからです。私たちの法門はそれが可能です。

Q:日本の未来と使命について、教えていただきたいのですが。
M:たぶん、みなさん日本人方のほうが、この点についてよく知っているのではないでしょうか。日本だけではなく、すべての国に与えられた使命は、真の自分、真我を知るということです。それは神の本質と一つであることを知ることです。その他のすべては、いわば付属でしかないのです。例えば、この車を直したり守るためのお金であったりします。時にはこの車はうまく走る時も、走らない時もあります。それで、すべてのものは一過的であり、永遠のものは神、仏陀でしかないことがわかるのです。けれども、運転手も十分に面倒を見なければいけません。車だけにとらわれていてはいけないのです。この運転手を無視してしまっています。けれども、この肉体は車でしかないのです。だからこそ、この人生では、私たちは自分が望むほどの幸福は得られないのです。というのも、あまりにも肉体的、物質的なものだけにとらわれてしまっていて、真の精神面を忘れがちだからです。

Q:今日は印心と天国の聖なる境地の体験ができますか。
M:はい。今すぐ外に行って名前を書いてくだされば、後でお知らせします。

Q:私はベジタリアンですが、65歳以上の父は印心ができないのですか。熱意があるのですが。
M:まだ65歳ですか。ずっとベジタリアンですか。もし、長い間菜食を続けているのなら、外にいるスタッフと相談をしてください。

Q:お釈迦様は何を悟ったのですか。
M:それを理解するには、お釈迦様のようにならなければならないでしょう。私がお手伝いできます。

Q:天国は共通のものですか。あるいは、個人個人の天国があるのですか。
M:天国は共通のものです。何人かの人は天国に行きたいと思い、何人かは天国に行きたくないと思い、真ん中まで天国への道を歩む人もいれば、三分の二まで歩む人、四分の一ぐらいまで歩む人もいます。どれくらいまで天国を見るかという程度に差があります。集中力を高めて、私たちの言う通りにすれば、より多くの天国を見ることができます。ちょうど東京が非常に大きいにもかかわらず、私は東京のこの部分しか知らないとのと同じようなものです。

Q:第三の目について教えてください。
M:実際は、これは目ではありません。私たちの知性とか、同情とか、愛とか、共感する能力といったもののセンターです。いったんこのセンターにアクセスすれば、私たちはすべてを知り、自分自身の中にあるすべてを得ることができます。そうすればとても満足し、不幸せだと感じなくなり、何の不足も感じなくなります。それはちょうど、私が東京のスーパーマーケットを知っていれば、食品やジュースを買いたい時に、そこに行きさえすれば何でもそろうのと同じです。

Q:超常的な現象、例えば空中を浮揚するとか、空間を瞬時に移動することは可能なのですか。可能なら、その方法を教えてください。
M:そういうことを教えてくれる人はたくさんいます。私が関心あるのは、みなさんを天国にまで持ち上げるということです。一つの場所から、もう一つの場所に動く必要がないまま、一か所に座ったままで天国を見、すべてのものを手にする方法を知らせることです。

Q:ある人が病気です。私の修行で彼女を健康にすることはできますか。
M:私は一人の人を治すためにこの法門を学びに来て欲しくありません。私たちの目的は、より高尚で、より偉大なものでなければならないのです。私たちの魂を永遠の生活のために治していくことであり、つまり全世界を内から治していくことです。というのは、この体は一時的な、はかないものだからです。たとえ、あなたが今日彼を治したとしても、明日にはまた病気になってしまうのです。ですから、あまり体に集中するのではなく、例えばその人が元気でいられるように食料、衣服、薬を十分に与えることです。体の面倒も一応見ておいて、それでも、真我を体より重要なものと考えて集中すべきです。

Q:環境問題についてお聞きしたいと思います。日本では戦後50年、企業の発展と繁栄のため、みんな一生懸命働き今日を迎えました。けれども、その反面、ダイオキシンの問題や環境汚染の問題に、日本人は知らん振りです。このまま続くと未来はあるのでしょうか。
M:はい、確かに未来はありますが、どういう未来でしょうか。これは日本、東京だけの問題ではありません。この惑星の大きな都市は、自ら汚染によって病を引き起こし、障害を背負っています。しかも、多くの人たちは知らん振りをしています。というのは、心の深いところでは、彼らを非難できないからです。心の深いところでは、人生は短く、永遠に続くものではないことを知っています。努力しようが、しまいが、結局死んでしまうものなのです。ですから、問題を無視してしまい、今日だけを刹那的に生きればいいではないかと思い込もうとするのです。けれども、もっと健康的な環境を望むのなら、みなが努力をしなければなりません。すべての個人個人が自分たちの生活のすべてを、少なくてもある部分を節約し、この星の汚染を悪化しないように、きれいな大気や水を守ることは何であれ奨励しなければなりません。

  そして、世界の政府や指導者は、新しい発明で環境を保護できるものができたら、それを世界の人たちに公開しなければなりません。人々に知らしめ、強調し、励まさなければなしません。環境をよりよくする方法は、すでにたくさんあります。それはただ、時として私たちが変わると、国の産業界からは邪魔をしていると見られ、企業の人たちは儲けが減少するのではないかと許さないのです。ですから、一人ひとり、すべての人間がこの汚染された生活の危険性に気づき、一緒に取り組めば世界の環境はよくなります。みなが個人の利益だけを心配をするのでは難しいと思います。

Q:結婚している家庭の幸せについてどう思いますか。
M:もちろんお互いに幸せであって、愛し合っているのなら、それは大変いいことだと思います。

Q:印心後、挫折をしても何度でもやり直しをすることを許してくださいますか。
M:二回も印心を受ける必要はありません。ただ続ければいいのです。けれども、いつでも新しい印心の時には、よろしければそこに来て、学んだことを再び思い起こすことができます。

Q:精神的修行をして真我に気づきたい自分と、幻想の中の現実生活、仕事を積み上げて行きたい自分がいます。出家をしないで経済活動と修行は両立しますか。
M:もちろんできます。私自身もそうしています。別に家を離れる必要も、財産を捨てる必要はありません。ただ、時間があれば自分の中に入っていき、天国を楽しんだ後、また仕事に戻ればいいのです。というのは、私たちはこの世界に住んでいるのですから、自分自身に対して、家族に対して、そしてこの社会に対して果たさなければならない義務があるからです。仕事と生活は、今までどおりに続けます。ただ少しだけ時間を割いて、この世のことを忘れて天国のことを楽しむのです。ただそれだけです。毎日少しだけ時間を割くだけで、みなさんは充電ができます。そうすれば、この世でもっと仕事もでき、より健康に、幸せになります。
 
Q:生まれ変わりについてどう思いますか。
M:生まれ変わりはすべきではないと思います。(笑い) ただ、この世の生を全うして、私たちがもともと来た場所に戻るべきだと思います。

Q:日本では貴重な森林を破壊して、動植物の生息地を奪い、地球温暖化に荷担しています。これをやめさせる方法はありませんか。このカルマは大きいのではありませんか。
M:これは前にも言いましたが、日本だけの問題ではありません。どこでも同じことが起こっています。環境を傷つけることが自らを傷つけることだと、私たちは気づいていないのです。環境を保護するということによって、自分たちを保護することになるという考えをどこでも広めるべきです。政府はそういう考えを強調すべきです。それによって、自分自身を助けることになります。ただ単に、人々が森の木を切るだけではなく、自然発火や、事故で森が燃えて森林破壊をしまうということもあります。ですから、ドライブをしながらタバコを捨てるというようなことはやめましょう。そうすれば、何千エーカーという森が救えるはずです。たとえ、新しい若い木を植えても、酸素を生成する能力は、何百年もそこにある木には及びません。ちょうど、子どもが母親と同じくらいの身長に成長しても、母親が何年かの間に培ってきた智慧は持っていないというのと同じ事です。

Q:私はキリスト教徒です。けれども、私は高い智慧を知りたいのです。印心できますか。
M:はい、できます。何も宗教を変える必要はありません。自分の中に入っていって神を見ればいいのです。

Q:観音法門は最高の法門ですか。
M:神へ戻るには一つの方法しかありません。私はこの方法をお見せします。何も観音法門と呼ぶ必要はありません。名前は何でもいいのです。観音とは、私たちの中にある神の言(ことば−word)を観るという意味です。一つの神しかないのですから、その神についてじっと観るのです。方法は一つだけです。ある人はこれを仏性と言います。それは同じものです。

Q:観音法門に危険性はないのですか。
M:ありません。私は20年間実践していますが、まだ生きています。

Q:平和運動によって平和が訪れると思うのは幻想ではないでしょうか。
M:完全に幻想というわけではありません。人々が自分の意見を言うことは常に助けになります。国連軍のことを言っているのでしょうか。平和運動といってもいろいろありますが、平和的な運動であれば助けになります。(笑い)

Q:どうすれば、人を愛せますか。
M:真の愛を培っていけばいいのです。それは生まれる前も、死んだ後も、すでに私たちが持っている愛です。頭脳である人を無理に愛そうとしても、それは不可能です。無限の愛が自分の中にあるので、それを思い出しさえすれば、すべての人を愛することができるのです。それが自然な愛です。それが悟りを開くということです。内在の神の愛を目覚めさせることです。内在の慈悲に満ちた仏性を目覚めさせるということです。

Q:私たち人間は、どこから何のためにこの世に来たのですか。
M:すでにお答えしてあります。

Q:この世で霊的に生き残るために菜食をするのでしょうか。
M:それは愛と慈悲の道を示すためです。先ほども森林破壊や動物の住処を破壊してしまうという話が出ました。菜食というのは環境にも大変いいことです。家畜を育てると、そのために使う土地は50年くらい全く耕すことができない不毛の土地になってしまいますので、たくさんの土地を無駄にしないですみます。一匹の牛を飼育して食べることは、食べるのは一瞬で終わりますが、育てるためには長い時間をかけなければなりませんし、土壌から多くの養分を取ってしまい、えさもたくさんやり、水も薬も与えて土地も多く使います。ですから、菜食は精神にとっても、健康にとっても、世界にとっても、子どもたちの未来にとっても、環境にとっても大変いいことです。慈悲の心を育てることにもいいことです。家庭のテーブルの上に血をもたらさないこと、殺生をしないということは大変いいことです。多くの面で菜食はいいことです。ぜひとも、世界の人たちがこのような愛に満ちた方法を取り入れて欲しいと考えています。

Q:ユダヤ教ではメシア、ヒンズー教ではクリシュナ、キリスト教ではキリストの再臨、仏教では弥勒菩薩の降臨が説かれ、それは同一覚者の別名であるとされますが、マスター Ching Haiの教えの中では、そのような未来仏はどのように位置しますか。マスター御自身が弥勒菩薩なのでしょうか。
M:私自身が仏陀であるかということは考えません。私は仏陀であり、みなさんも仏陀なのです。質問は、私が仏陀かどうかということではありません。みなさんが仏陀であるかどうかを知りたいなら、私はその面でみなさんを助けることができます。すべての偉大な智慧は、もうすでにみなさんの中にあるからです。ただ、みなさんの注意を自分の中に向けてください。そうすれば自分が仏陀だということがよくわかります。注意を外に向ければ、普通の人間になってしまうのです。もし、仏陀がそのような智慧、仏性がみなさんの中にあり、そしてイエス・キリストが神はみなさんの中にあると言ったのなら、みなさんがしなければならないことは、ただ自分自身の内面を見ることです。とても簡単なことです。ですから、仏陀がやってくるのかとか、神はいつ来るのかとたずねる必要はありません。彼らが来ても私たちはわかりませんし、たとえ来たとしても、私たちは気づかないかもしれません。私たちに智慧眼がなければ、誰が悟りを開いているか、誰が仏陀で、誰がそうでないかわからないのです。ですから、ます悟りを開くことです。もし、仏陀が、・・・・・・

  たとえ、イエスがまた来るかと聞いたところで、彼がイエスかどうかどうしてみなさんにわかるのですか。みなさんはわかるのですか。もし、誰かが彼が仏陀だと言うのを信じたり、誰かが彼がイエスだと言うのを信じたのなら、彼らはイエスをはりつけにはしなかったでしょうし、仏陀を暗殺しようとはしなかったでしょう。私たちと同じようなことがあったのです。彼らもまた、無明でした。ですから、仏陀を認識するには、まず私たちが仏陀にならなくてはなりません。悟りを開かなければならないのです。観音法門は仏陀が来るかどうか、どのように認識するかという方法をみなさんにお伝えします。もしかしたら、もうすでに来ているのかもしれません。心からのご静聴ありがとうございました。

司会者:マスター、長時間にわたり、すばらしいお話と質問にお答えくださいまして、たいへんありがとうございました。

マスター:もしよろしければ、ここにある食べ物をご自由にお取りください。
Top
Home